市民研究ニュース 再掲載 2008年7月号P3 | ||
環境学習支援活動 「水の話」 吹田第二中学校で エコ体験プロジェクト 武井 貢 |
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5月26日、吹田第二中学校2年生109人が、 宿泊で琵琶湖を見学に行くとのことで、事前学 習として西森、金子、武井の三人が3クラス同時 に琵琶湖に関する「水の話」をしました。 1)琵琶湖について ・日本で最も大きな湖・・保有水量275億トン ・湖へは約120の河川から水が入ってくる。 ・近畿地区1,400万人の水瓶である。 この水が汚れると、人や多くの生き物に影響 が出る。 ・唯一の出口、瀬田川の洗堰を毎秒50トンの 水が出て行く。 ・瀬田川→宇治川→淀川→大阪湾 ・水の平均滞留時間(年数)の計算 = 総水量t÷流出量t/年 2)閉鎖性水域について ・琵琶湖など湖・湾・内海は閉鎖性水域 ・水の富栄養化に苦しむ(P・N・Cなどの栄 養源は長い間其処に貯まる) ・生態系の破壊(外来魚と温度上昇) ・「何年で琵琶湖の水は入れ替わるでしょう か?」を計算してみたら、 中学2年生は13・14歳。生徒たちが生まれ る前の水がまだ琵琶湖にただよっていることに なる。一度水を汚したら、きれいな水にするの に大変な時間がかかる。これが閉鎖性水域の 特性です!! 私たちは朝起きたら顔を洗い歯を磨き、水を 使います。1960年ごろ公害といわれた工場など は排水処理を行っています。今や、水を汚すの は生活廃水に主役は変わりました。私たち一人 一人の努力によって次の子供たちへきれいな 水を残したいと思います。 3)水の汚れをCODで測定 ・淀川の水 ・水道水 ・手を洗った水 どの水も見た目にはきれいな水。しかし・・・ 4)「できるだけ、水を汚さないようにするには どんなことをしたらよいでしょうか?」 この質問に中学生は、「食器を新聞紙で拭い てから洗う」「流し放しで洗うのはよくない」等 私たちの講義はまずは成功ということに! |
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* 生徒たちの感想 * ・「川を汚しているのは人間です!」僕は ぽいすてなどしません。ちょっとでも川を綺 麗にしたいです。 ・琵琶湖の水は長年月かかって入れ替わると聞 いてすごくびっくりしました。実験もとても 面白くて楽しく琵琶湖について学べました。 ・琵琶湖のことを全く分からなかったことが、 少しでも分かって良かったです。もっと琵琶 湖のことを知って宿泊を楽しみたいと思いま す。 ・今、琵琶湖の水を汚すと、数年後に汚い水を飲 むことになると聞いて、水を汚さないように しようと思いました。水の大切さがすごく伝 わりました ・実験して、淀川の水が実はすごく綺麗なこと、 手洗水が凄く汚いこと、水道水が一番綺麗な こと分かり、楽しかったです ・一人一人がもっと環境に意識をもって気をつ けて行けたら良いと思います エコのTOPに戻る 学習支援に戻る |
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