マイバッグキャンペーンに参加して
               大野和之

 すいたシニア環境大学の6期生である。入学のきっかけは、特に環境に興味があったからというのではなく、地域の防犯活動に参加して、朝の子供達の見守りと彼等が日頃遊んでいる児童遊園の清掃を始めたのが事の始まりであった。即ち、子供達が安全に育つ為に少しでも役に立てばとの思いからであった。
 環境大学の講義がくるくるプラザで開催されることもあり、自然に市民研究員に参加、ごみ問題が最も気になっていたこともあり、また自分のごみ拾いの経験からしても、レジ袋が道端に多く捨ててられているのがとても気になっていたので、環境にいいお店を作り隊Pに参加することにした。
 最初の活動は、昨年10月5日の大丸ピーコック北千里店であった。事情がよく飲み込めないままでの参加であったがメンバーの方の親切な指導で何とか一日を過ごすことができた。この時、とても有難かったのが、ごみ減量推進委員の方々の手伝いであった。プロジェクトのメンバーは4名であり、アンケートを取ったり、チラシを配布したり、あるいは持参されたマイバッグを写真に撮りパネル展示したり、さらに本来の活動の主旨の説明をしたりと大忙しであり、とても少人数でこなせるものではなく、減量推進員の方がアンケートにチラシ配布にと大活躍され大いに助かった。やはり、市民の協力がいかに重要であり、市民の方の協力なしにはボランティア活動は盛り上がらないことを実感した。その後も11月5日にはダイエー吹田店、12月5
日にはジャスコ南千里店でも実施したが、この3回の経験で感じたことは、実施する店舗の協力体制の違いである。企業としてはキャンペーンに協力することは承知していても、個々の店舗での協力度は、概ね店長の姿勢が大きく反映する。企業も環境問題には多大の関心を持ち、企業のPRにも利用している。しかし実際の現場となると本社の考えている通りにことが運ぶとは限らず、キャンペーンに熱心な店舗もあればそうでない店舗もある。マイバッグの持参率は土地柄にも影響されるとはいえ、いかにその店が熱心に取り組んでいるかも重要になってくると思われる。客の意向も聞かずに無条件であるいは機械的にレジ袋を渡すのでは、レジ袋の数は期待できない。確かにレジ袋は、別目的で利用することも可能であり便利に使っている人も多いと思われる。かく言う私もごみを拾う時に大いに利用させてもらっているが、地球環境のことを考えればこれも褒められたことではない。
 消費者も企業も自分達が住む地球の将来のことを考えて、もっと地球に優しい行動を一人ひとりが心がけるようになればと思う。そのために少しでも役に立てばと思いつつ、マイバッグキャンペーンをさらに盛り上げていくよう頑張るつもりである。
マイバックキャンペーンの店内の様子
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マイバックキャンペーンキャラクターの一つ風呂敷の「ふーさん」のTシャツを着てキャンペーン活動を行っています。