使用済み食品容器店頭回収調査の報告 (お店編)
                  市民とお店をエコでつなぐPT  福田規子
                                     市民研究ニュース27年1月号再掲載
 私達の26年度の活動目標は、市民とお店
に対し、使用済み食品容器の回収率を上げ、
しかも効率よくリサイクルされるよう働きか
けていくことです。

 22年に市内のスーパー27店舗に対し、
使用済み食品容器の店頭回収状況を調査しま
した。回答を頂いたのは19店舗でした。
その結果は
○回収されている品目
   牛乳、紙パック   16店
   ペットボトル    18店
   白色トレー     17店
   色柄付きトレー   16店
   透明トレー     12店
   卵パック       9店
○お店からの要望
 ・分別の表示を守ってほしい
 ・汚れたものは入れないでほしい
 ・ラベルやシールは剥がしてほしい

 その後の4年間でどのような変化をしたか
を知るために、再度20店舗についてアンケ
ート調査をし、18店舗から回答がありまし
た。前回無回答の店舗は調査から外しました。
また、全品目を回収しているイズミヤ千里丘
店も対象外としました。
その結果は
○回収されている品目
   牛乳、紙パック   18店
   ペットボトル    18店
   白色トレー     18店
   色柄付きトレー    4店
   透明トレー      7店
   卵パック       6店
 
○透明トレー、卵パックが回収されていな
 い理由
 ・設置場所が無い
 ・回収ルートが無い
 ・回収コストがかかる
○お店からの要望
 ・分別表示や、ルールを守ってほしい
 ・ペットボトルは潰して投入してほしい
  店頭回収ボックス
 今回の調査では、色柄付きトレーの回収店
舗が12店も減っています。明確な理由は今
後の聞き取り調査で明らかにしますがリサイ
クル工場の技術進歩がめざましく、白色トレ
ーと色柄付きトレーを分別する必要がなくな
り、店頭の回収ボックスが発泡トレー用は1
個に設置されているお店が増えたからと考え
られます。
 また、透明トレーの回収店舗も減少してお
り、今後の大きな課題です。
 お店からの要望は、前回同様分別マナーを
守って投入してほしいとの声が全店舗からあ
りました。一部の市民がマナーを守らないた
めに分別のコストが生じ、場合によっては全
てが産廃ごみとして焼却されてしまいます。
効率よくリサイクルの流れを進めるには、私
達の根気強い啓発活動の継続が必要だと強く
感じました。

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