市民研究ニュース27年8月号再掲載
    私のエコ生活
         温暖化と生活PT  下川 泰代

 私は67歳。これまでの人生は山あり、谷ありで
したが、今は子供も巣立って、夫との二人暮らし
を楽しんでいます。
 しかし、最近になって、地球温暖化の危機が叫
ばれ、「今のままでは、孫の世代になると、高温、
洪水、海面上昇などで、自然環境が破壊され、生
活が危なくなる」と聞き、心中穏やかでない日々
が続いていました。
 その時、吹田市報で「くるくるプラザで地球温
暖化のプロジェクトチームが発足する」と知って
応募。同僚の勧めもあって、このページで私のエ
コ生活を披露することになった次第です。
  自転車でスイスイ移動
 温暖化と生活PTの6月定例会でのこと。家庭で
の電気料金が話題となり、「ひと月、2000円から
3000円台かしら」と答えたところ、皆さん、大変
驚かれて、逆に私の方がびっくり。網戸があれば、
夏でもエアコンは不要。人のいない部屋の電気は
消し、よく使うリビングルームなどはLED、テレ
ビのスイッチは元から切ったりすれば、4000円以
上ってことはめったにないはず。
 他の公共料金も同じこと。煮炊きもので、保温
鍋を利用すれば、ガス料金はダウン。風呂の残り
湯で洗濯、拭き掃除、植木の水やりをすれば、水
道料金だって大幅に節約できます。以上の三つ合
わせて9000円を上回ったことはありません。
         ◇
 「もちろん、CO2の多い自動車には乗りません」
と言えば、根っからのエコ人間のようだけれど、
少し前までは、どこに行くにもマイカーを利用し
ていました。しかし、今は温暖化だけでなく、健
 
康のためにも自転車が一番――と思っています。
自宅の佐竹台から京都ぐらいまでは、片道2時間
でスイスイです=写真。
         ◇
 買い物はマイバック持参。ペットボトル、牛乳
パック、卵パック、トレイなどは、スーパーのリ
サイクルボックスに入れるので、週2回のゴミ出
し日は、生ゴミを入れたポリ袋一つだけです
 もう2,3年着てない服は、片山町の「さつき
授産所」に持っていき、残りは20a四方にカット
して、台所で油汚れ拭きにします。洗う前に食器
やフライパンなどを拭けば、水道料金の節約にも
なります。
 エコからちょっぴり話が逸れますが、私は携帯
電話を持たない主義で、他人にとっては、大変不
便な人間です。ずっと手紙派。いただきものの菓
子箱などの包装紙を使って、手製の封筒を作りま
す。遠方には切手を使いますが、近くの友人宅に
は、自分で配達します。エコ人間というより、き
っと変わり者なのでしょうね。
        ◇
 そんな私ですが、秘かな自慢は、電気使用量の
多い自販機をめったに利用しないことです。外出
時には、ペットボトルや魔法瓶を使った「マイお
茶」を必ず持参して、自販機のお世話にならない
ようにしています。
 以前、島根県出雲市長だった岩国哲人さんが温
暖化防止のため、市内から自販機を一掃した、と
の記事を読んで、大変感銘を受けました。
 「日本中の自販機が年間で消費する電力は原発
一基分に相当。コンビニがこんなに普及した現在、
ちょっとした便利さのためにエネルギーを浪費し
てしまう象徴が自販機です。こんなわかりやすい
議論が出雲市でできて、なぜ他の自治体で通用し
ないのだろうか」
 地球を守るためには、岩国さんのような政治家
の決断が必要なのかもしれません。
         ◇
 最後に、千里リサイクルプラザ研究所「温暖化
と生活PT」をPRさせて下さい。今はたった5人
ですが、とても楽しく生活を話し合えるPTです。
参加をお待ちしています。
問合せ 千里リサイクルプラザ 06−6877−5300
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