市民研究ニュース21年6月号再掲載 日 時 : 2009年5月14日 場 所 : 山二地区公民館 内 容 : 不用の布で布ぞうり作り 指導員 : 辻、池渕、玉江 午後1時からの山二公民館の布ぞうり講座に行きました。少し早く着き過ぎたかな?と思いながら公民館に入ると、もう半数以上の受講生が来られているとのことで、みなさんの強い意気込みが感じられました。 受講生はこの講座を企画してくださった企画運営委員さん2名を含めた18名で、今日も大入りでした。館長さんも来られていましたが、受講人数が多いので、布ぞうり作りを体験していただくことができず、残念そうな様子でした。 まずはみなさんが持ってきた布をひも状に裁つところから始めます。浴衣をほどいてきた人、カーテン生地を持ってきた人、Tシャツや資源回収日に出された古着からよさそうなものを持ってきた人などなど、そのままでは捨てるしかないのかな?と思われるものを持って来てくれました。この布たちから素敵な布ぞうりに変わるのが楽しみです。 その中に、かわいいニット地の布を持って来た人がいましたので、お話を聞きますと「私の母が買ってあった布で、子どもにパジャマでも |
作ってあげようと思ったけれど、子どもから『これは昭和の柄(古く見える柄だという意味だそうです)の布だから要らない』と言われて・・・」とのことでした。 でも出来上がった布ぞうりは、とてもきれいでした。これなら、子どもさんも喜んで履いてくれるでしょうね。 さて、布ぞうり講座ではいつもそうなのですが、布の準備を手早くできる人とそうでない人がいますし、説明を聞いて編み始めるときも、呑み込みが早い人とそうでない人がいます。ものづくりは何でも同じだと思いますが、作り方の説明書を見るだけではダメで、実際に手を動かしてみてはじめて、身につきます。 ですから、説明も「全員に一度に行う」というのは難しくて、最初に一通り説明したあとは、個別に指導するしかありません。3人の指導者で18名の受講者を教えるのは、結構大忙しです。教えている最中にも「先生、ここ教えてください。どうしたらいいですか?」とお呼びがかかります。 「鼻緒の布も前つぼの紐も、端切れや余っている紐で作れますから、新しい材料を買う必要ないですよ」と話しながら、最後の仕上げ'鼻緒付け'にかかりました。午後4時までの3時間、あっという間に過ぎました。みなさんそれぞれに出来上がっていましたね。「家に帰られたら、忘れないうちにまた作ってくださいね」と声をかけてお見送りしました。 (池渕 佐知子) P5 布のTOPに戻る 学習支援に戻る |