市民研究ニュース 24年1月号再掲載 | ||
新年のご挨拶 研究所長 北 啓二 あけましておめでとうございます。皆様 にはご家族おそろいでよき新年をお迎えの こと、こころよりお慶び申し上げます。 昨年は、69名の市民研究員さん達には、 ごみ問題や環境に関わる課題について積極 的・意欲的な研究・実践活動を展開してい ただきました。深く敬意を表するとともに、 厚くお礼申し上げます。 おかげさまで、循環型社会構築のための 情報発信基地としての当研究所の役割を一 定果すことができました。 今年も昨年同様、市民研究員の皆様の意 欲あふれる活動を期待しております。 さて、今年は「壬辰」の年、漢書・律暦 志によると、「動いて伸びる」「整う」の意 味があるそうで、当研究所もそうありたい と願っています。 ところで、今年は吹田市のパートナーシ ッププラザ構想や財団法人から公益法人へ の移行に関わっての対応、そして、創立20 年と千里リサイクルプラザにとっても変革 の年になります。しかし、基本的には市民 目線で、生活に直結した市民研究の重要性 は変わらないと思っています。我々の研 究・実践が「屠竜の技」(非常に巧みであり、 高尚であるが実際の役に立たない)になっ ては意味がありません。 また、「画竜点睛」という言葉があります。 肝要な一点に手を加えて物事を完全にする ということですが、我が研究所も主担研究 員の先生方の貴重なご示唆を中心に、多く の方々のご指導を受けながら画竜点睛を欠 くことにならないように研究・実践活動を 展開していきたいと思います。 そして、市民研究員さんの研究・実践を 中心にごみ問題や環境問題に取り組む輪が ますます広がることを祈念し、新年のごあ いさつに代えさせていただきます。 |
微生物活用で豊かな暮らしをPT 市民研究員 金子 淑子 昨年4月に生まれたばかりのPTですが、 貴重な体験をさせて頂きました。何もでき ない(パソコン、車の運転)私を理解して 下さって、メンバーの方々はすべての行事 に全員参加して下さいました。 特に、山三小学校4年生の皆さんと一緒 に生ごみ堆肥化の授業が出来たことが良か ったです。まず9月中頃に、給食の調理く ずから選び、生ごみ堆肥化し1週間してか ら土作りを行ないました。その折、「クサい クサい」を連発しタオルで鼻を押さえてい る子供等いろいろな表情が面白かったです。 先生もあまりに反応がきつかったのでびっ くりされたようです。 次に、10月中頃にサンチェを植えました。 途中、苗が虫に食べられ軸ばかりになった のは植え替えました。又、各クラス2つの プランターを使用してEM生ごみ堆肥の入 っているものと入っていないものとの成長 の比較を見ました。途中、先生から連絡が 入り、EM生ごみ堆肥の入っている方が大 きく成長していますよとの事だったので、 収穫を12月1日に決めました。収穫の日、 子供たちはニコニコ中庭にやって来ました。 EM生ごみ堆肥の入っているグループと入 っていないグループとに分かれてサンチェ を収穫し食べ比べてみました。 「美味しくない」「苦い」と顔全体で表わ す子供、「美味しい」「甘い」と嬉しそうな 顔をする子供等、違いがわかってくれホッ としました。このように、3ヶ月という早 さで収穫できたのは微生物が働いてくれた からです。 そして、生ごみも捨てればゴミです。こ のように利用すれば資源になります。以上 の経験はめったに出来ないことです。大切 に心にしまっておきたいと思います。 今年は、微生物を使って学校のトイレ消 臭を考え、広めていきたいと思います。 P2 →次のページに続く ボランティアのTOPに戻る |