(市民研究員連続基礎講座を受講して
                     いけぶち 佐和子
ペット素材のため、切り取られると逆
にリサイクル量が減るのでかえって
困るとのお話でした。
 また、キャップやラベルも同じペッ
トで作れば取り外す必要ないのに、と
素朴な疑問をずっともっていたので
すが、工場の人の説明では、同じ素材
のものは密着しやすく、たとえば、キ
ャップと口が同じ素材だとくっ付い
てしまうとのことで、「ああ、なるほ
ど」と納得できました。
(う〜ん。ペットボトルもビンだけに奥が
深いで〜す)

↑ペットボトルでできた大きなサイコロ。
ラベルがついたままのもちらほら見える


 この工場のなかで機械的に分別で
きるのは鉄だけで、他の素材、成分は
すべて手作業で分別するしかなく、私
たちが捨てる前にほんのちょっと手
間ひまかけるかどうかが、その後の処
理の大きな作業量の差、つまり必要な
税金の額に跳ね返るとい                        
うことを、もっとたくさん                                
の市民の方に知っていた                    
だきたいと思いました。                        
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5月22日(土)の午前中、連続基礎
講座の2回目「破砕選別工場の見学」
に参加しました。
 この工場では資源ごみと小型複
雑・危険ごみ、大型ごみをさらに分別
し、売却するもの、焼却するもの、埋
め立てるもの、別の処理工場に運ぶも
のに分けています。

↑赤ちゃんの頭ぐらいの大きさの
 鉄の塊がゴミに混入!

 
 缶の選別過程では、空きビンやペッ
トボトルなどが混入し、手作業で分け
ていました。また、逆に、ビンの選別
過程では缶が混入したり、キャップが
されたままのビンがあると、キャップ
を取り外す作業がとくに手間取ると
のことでした。
 同様にペットボトルは、白色のキャ
ップはペットとは別素材なので、きち
んと取り外してほしいとのことでし
た。他の素材の混合率がある一定以上
になると、ペットボトル再生工場にひ
きとってもらえなくなるそうです。
 ただし、ボトル口の部分が白いペッ
トボトルもありますが、それはキャッ
プと同じ白色に見えても、密度の高い

                                       
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