事業者との架け橋

サッポロビール大阪工場(茨木市岩倉町)の環境への取組み

【プロフィール】
(完成)昭和36年4月
(敷地面積)117,000u…甲子園球場の
約3倍 
(従業員数)110名
(年間製造能力)大びん(633ml)換算 
 3億6千万本、1日当り145万本
(製造品目)サッポロ生黒ラベル、エビ
 ス、北海道生搾り、ドラフトワン

【ビール造りの環境負荷軽減に向けて】 
 サッポロビールでは、ビールの製造・
物流・消費から廃棄にいたる各工程で生
じる環境負荷を正しく把握し、その負荷
軽減に向けた取組みを行っています。
 環境負荷に対する当社の取組みの概要
については、当社ホームページで環境レ
ポートの中で詳しく紹介していますので、
こちらをご参照下さい。

※環境レポートの掲載先アドレス
http://www.sapporoholdings.jp/ecology/

(逆方向のリンクはありませんので、この
ニュースへは「戻る」で戻って下さい。)


 ここではその内特に副産物・廃棄物の
再資源化の取組みについてご紹介します。

【副産物・廃棄物の100%再資源化達成】
 サッポロビール大阪工場ではビールの
製造工程でさまざまな副産物・廃棄物が
発生しますが、再資源化による有効利用
を図り、再資源化率100%を達成してい
ます。
 また発生量自体の低減、及び発生原単
位の低減にも取組んでいます。
 仕込み麦芽粕のモルトフィードは飼料
および良質の肥料に、麦汁を醗酵させる
際に使用する酵母は調味料、健康食品、
 廃水処理場から排出される汚泥は肥料
に、ビールびんくずは製びん原料に、段
ボール、ラベル類は製紙原料に、王冠く
ずは製鉄原料に、プラスチック類は製鉄
還元剤や固形燃料などに、それぞれ再利
用されています。

【徹底した分別活動が不可欠です】
 再資源化で大切なのは、徹底した分別
活動が必要だということです。
 当社が徹底して分別しなければ、他の
会社がいくら優れた再資源化技術を持っ
ていてもそれを生かすことができません。
 そのことを肝に命じ、社員や工場内で
働く会社の方々への徹底した分別教育・
指導を行っています。
 また再資源化技術を持った優れた会社
の情報を常に収集し、より有効な再資源
化を目指しています。

【おいしいビールづくりに繋がること】
 毎月20日に社員有志の方を募り、工場
敷地の外廻りの清掃活動をしています。
毎回30名程度集まり2班に分かれて敷地
廻りのごみ拾をするのですが、毎回ひと
りひとりの手提げ袋が一杯になるくらい
の収穫があります。
 日頃から身近なところからきれいにす
ることが、おいしいビールづくりには不
可欠です。
 大阪工場ではビールの仕込みから容器
詰め作業、出荷まで行っていますが、工
場外周のごみ拾いも再資源化100%の活
動も全て含めて、ビールのおいしさに繋
がっていると考えています。

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