![]() マウントクックは標高3,754mと富士山と同程度ですが、緯度はわが国の旭川と同じという関係もあって、いくつかの巨大な氷河があります。 ヒマラヤ初登頂に成功したヒラリー卿はここでトレーニングしたそうです。 好天に恵まれて、ガイドさんの案内で真近かで見る、真青な空と対照的な白色に感動すると同時に、崩落する際の雷のような迫力ある轟きに肝をつぶしました。 ミルフォードトレック 世界遺産であり「世界の散歩道」「世界の箱庭」ともいわれているこのコースは、自然の雄大さは文字通り言葉で言い表わせません。 あえて日本流に言えば、前半の二日間は上高地、峠を越えて行く後半の二日間は屋久島をスケールアップしたような、と言えば御想像の助けになるでしょうか。 自然のすばらしさはさて置き、日本との違いは入山規制があることです。ガイド付きトレックとガイドなしのトレック ![]() それに施設が整備ざれていることです。 ![]() |
どの山小屋も洗濯、乾燥設備が整い、シャワ−ルームまであるのには驚きました。寝室は男女別室で2段ベッドの一室6名程度です。日本の汗臭い、雑魚寝・すし詰めとは大きく異なっています。 4泊5日のこのトレッキングには一人に付き15万円ほど(推定)の経費を私たちの旅行代金の中からガイドウォーク会社に支払われ、その中から入山料は同社から環境省へ納入されるているようです。 各国からの参加メンバー40名を案内してくれた4名のガイドさんたちは皆さん親切で、何とか楽しませようとする気持ちがあふれていました。 これらはヨーロッパのスポーツ登山と日本の信仰と修行から発した登山との違いかもしれません。 ![]() 環境を守るためには美しい環境に感動する感性を養うことが大切なことだ、といわれていますが。そのためには規制と経費が必要だという考えをニュージーランドの旅は示しているのだと思いました。皆さんはどのようにお考えでしょうか。 今回で3回続けさせて頂きました紀行文を終了させていただきます。ご愛読ありがとうございました。 皆さんどうか良いご旅行を! P6 目次に戻る |
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