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毎週土曜日午後11時10分に放映中のNHKテレビの韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」にはまってしまった私は、7月7日に、韓国ソウル郊外MBC楊州文化村「大長今テーマパーク」まで、はるばる出かけてチャングムの撮影セットを見学してきました。 ここでは、チャングムのことは置いておいて、私がソウル滞在中に環境を切り口として見聞した感想を披露させていただきます。 ▼ 先ず、レストランでの感想です。 1. 韓国には割り箸がありません 韓国のレストランでは箸袋に入れた銀色の鉄の箸が出されます。金属の箸に慣れていない私にとって異様な感じがしましたが、鉄の箸は消毒したら何回も使えるので、その分ごみが出ないわけですから、合理的な様式だと思いました。 考えてみると、欧米でも金属のナイフやフォークを使っているのですから、日本だけが木の割り箸を使っているのでしょうか。 いずれは、ごみになりやすい割り箸を、日本も漆塗りのリターナブルな箸を考えたらいいのではと考えさせられました。 2. 韓国の"爪楊枝"はジャガイモ製 日本の"爪楊枝"は木や竹で作られていますが、韓国の爪楊枝はジャガイモから作られています。 ジャガイモで作った緑色の爪楊枝 |
木製の爪楊枝が混入している生ごみを豚などの餌にしたとき、豚の喉を傷つけるので、ジャガイモの爪楊枝が開発されたそうです。ジャガイモ製は水やバクテリアで分解するので、豚に安全で、その上環境にもやさしいし、良く考えたものだと感心しました。 ▼ 次は、交通のことです。 3. ソウルは公共交通機関が優先 日本では、二酸化炭素や排気ガスの削減のため「自家用車の使用を自粛し、出来るだけ電車やバスなどの公共交通機関を利用しましょう」と掛け声だけですが、ソウルでは人々が公共交通機関を使いたくなるような施策が実施されて.るのを見て感心しました。 例えば、バス優先レーンです。道路のセンターの黄色いラインと青色のラインに挟まれたレーンはバスなどの人を沢山乗せた自動車だけが通行できる優先レーンです。そのとなりのレーンは乗用車などが渋滞しているのに、バスは次から次にすいすいと走っています。 この制度は、土日祝日の車が混雑する日に実施されているそうですが、目的地に早く行きたい場合に公共交通機関を利用した方が得だとのインセンティブが働くように仕向けられています。 黄ラインと青ラインのレーンはバス優先、京釜高速道路 P7 9月目次に戻る TOPに戻る ☆原文は丸ゴシック体です。 |
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環境面から覗いた | 韓国ソウル市 | 金子幸平 |