もっと広がれ環境学習発表会 会場に一歩足を踏み入れると、場内は発表者の児童生徒、参観者の保護者・一般来場者や関係者でぎっしり、熱気が溢れている。事務局の方が慌てて予備の椅子を出している。350名余りの参加者だそうだ。 舞台正面にある、折り紙の花で囲まれた「第8回環境学習発表会」の看板が目に飛び込む。 この発表会も8年も続いたのかと、この企画を事務局内で提案し手探りで第1回目を立ち上げた私としては、この繋がりと広がりに感無量の思いである。 当時、この企画を思いついたのは、プラザや破砕選別・焼却の両工場を見学に来ている児童生徒が学校に帰ってどのように学習に役立てているのだろうという思いと、各校で取り組まれている様々な環境学習の交流が出来れば素晴らしいし、学習の質の高まりや市民への啓発にも寄与できるのではないかという思いからであった。 今ひとつ、他市に先駆けて設立された、廃棄物を中心とした環境問題啓発施設であるリサイクルセンターが、施設見学のみに留まらず、児童生徒の環境学習と深い関わりを持つことの必要性を痛感していたこともある。 第1回目は、模造紙に手書きの資料を使っての発表が主流であったが、回を重ねて今ではパソコンのパワーポイントを使いこなしての発表が主流になっている。また、中・高生や市民研究員の発表も加わり、まさに回を追うごとに発表方法や内容が充実してきているのが実感できる。 一方、発表前や発表中の緊張感・ドキドキ感や、直後の成就感・充実感に満ちた子どもたちの表情は少しも変わらず素晴らしい輝きを見せている。発表の内容もさることながら、私はこの子どもたちのキラキラ輝く姿を見るのが大好きである。 この発表会がこのように広がりを見せ成果を挙げてきた裏には、実に多くの関係者 |
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の地道な努力が積み重ねられている事を忘れてはならない。 今後、10回・15回に向けて、子どもたちの輝く瞳を大切にして、環境の輪を広げる取組みをこの発表会から発信させるため、さらに多くの仲間の叡智を集めて企画・運営をしていく必要がある。 主担研究員 西村隆宏 どの学校も、物の大切さ、自然のあり方、人とのつながり等を経験され、それを上手にまとめて発表されていたのには感心しました。< 熊谷晃一> 子どもたちが多くのことを調べ、考え、実行していることにびっくりしました。 特に佐竹代小学校の2年生が発表した「みどりのカーテンに取り組んで」がすばらしかったです。植物を育てていく中で、いろいろな不思議を五感をフルに使って感じているのは、環境のみならず、自然観察という理科の勉強にもなっていると思いました。ヒョータンの花が夜咲くなんて、私も知りませんでした。<馬場明美> 地球の環境は日増しに悪化し、異常な気候が見られます。未来を生きゆく児童・生徒さんの研究を楽しみに参加させていただきました。発表会も年々盛況になり、関心の高まりを感じ(→次のページに続く) P4 3月号に戻る TOPに戻る ☆文字中サイズHP上のページ設定A4余白5mm。で1枚に入ります |