(財)千里リサイクルプラザ 研究所 所長 徳野 暢男 |
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こんにちは、4月1日から研究所長に就いた徳野暢男です。 前任の福井所長は、環境問題、とりわけ廃棄物問題の大家です。その後任として重圧を感じていますが、よろしくお願いします。 私自身の(財)千里リサイクルプラザとの関わりは、平成4年(1992年)の財団設立とその後の財団の初期の活動に携わったことです。思い返すと本財団は、吹田市からだけでなく民間からの出捐も求めた三セク方式による公益法人として計画されました。仕事の内容を告げられたとき「こんなん本当にできるのか?」というのが当時の正直な気持ちでした。このため大阪府から出向してきた職員と一緒に吹田市内は勿論のこと、たくさんの大阪市内の企業を廻り、出捐を求めました。その時の印象のひとつに今もよく話題になる日本人の横並び意識があります。「同業のA社が出すなら私とこも協力させていただきますよ。」このような返事が多く、これ以上なかなかすすみませんでした。反面何かのきっかけで一社が協力していただけると大きく前進したことを覚えています。 |
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現在地球温暖化問題をはじめとする環境問題に対する国政的な世論の広がりをみるにつけ、この財団設立の先駆性に思いをいたす今日です。また、当時は今でいうバブル経済の末期で預金金利も高く、事業計画の作成も比較的容易で、今日の低金利下の厳しい財政状況を思うと隔世の感があります。 このような厳しい状況を反映して、財団や研究所に対して指摘や懸念が今後もでてくると思いますが、みんなで協力し叡智を集め乗り越えてゆきましよう。 これからも皆さんと一緒に研究・活動を続け貴重な情報発信源となっていきたいと思っています。 |
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