企業セミナー −『事業者のための環境講座』及び工場見学 於:長浜 |
||
平成19年度企業セミナーが2月15日(金)に滋賀県長浜市で行われました。前の日に降った雪が道路に20センチメートルほど積もっている雪景色に迎えられ、企業セミナーは行われました。 事業者のための環境講座は、講師に当財団法人千里リサイクルプラザ 研究所主担研究員で滋賀県立大学副学長の土屋正春氏による「環境に優しい企業・市民とはU −企業の社会的責任と市民のあり方ー」を主題に講演していただきました。 土屋氏は、「日本を1としたGDP 1単位当たりの産業界のエネルギー消費量」(2004年)の資料を基に、「日本は世界をリードする環境技術を多く保有する環境技術立国である」と話されました。それは、日本を1とした場合に、アメリカは2倍、カナダ・韓国は3.2倍、中国は8.7倍、ロシアは18.0倍といずれの国も日本より多くのエネルギーを消費していることによると話されました。 |
|
その理由は、技術は後戻りすることは許されなくて、再度利益を投資することで、常にレベルアップを図っていくことが可能となり、日本のエネルギー消費量が世界各国よりも少ないのは、日本の企業が利益分を再度設備投資や技術開発に投資している努力の結果であると話されました。 市民の意識については、社会の成熟度と関連させて、説明されました。社会が成熟した段階に入ると、人の満足 度が変化してくる。単に安いから、便利だからということではなくて、何らかの付加価値を求め、それに満足するようになると、話されました。 現在、その付加価値として求められているもののキーワードの一つして、『環境』があるとの話しで、環境をキーワードにして、お客様を満足させて成功した商売、企業間では「環境にどのようにいいことをしているかが問われ、経済界、産業界の通行手形になっている」という実態について話されました。 次のページに続く P4 3月表紙に戻る TOPに戻る |