夏休みフェア 吹きガラス体験
吹きガラス工房指導員:石谷 陽子  
  
 8月17日(日)夏休み最後のフリーマーケットーの今回は、夏らしい風鈴作りの体験教室です。午前、午後とも室温46℃で、湿気が多く、蒸し暑い日でしたが、沢山の子供たちが吹きガラス体験に参加してくれました。10時前から子供たちが集まり赤、緑、ミックス(赤・黄緑・青の混合)の三色の中から、自分の好きな色を選び、裾の広がった「ベル型」か、真直ぐの「釣鐘型」のどちらかを選びます。色や形を決めるのに悩む子、即決で決めてしまう子、いろんな子供たちがいます。形は比較的可愛い「ベル型」に人気がありました。どの子も自分だけの風鈴になるので選ぶのにも真剣です。一人ずつ説明を受けながらの体験が始まります。
 先ずは、息を入れていく作業です。吹きガラスなのでこれを楽しみにしている子も多いようです。緊張しながらも、慎重に息を入れていきます。すかさずお父さん、お母さん達はカメラを構えて、シャッターチャンスを窺がっています。
息の入れ方や強さにコツがいるのですが、溶けたガラスがゆっくりと膨らんでいくのを見ながら、ほとんどの子が上手に息をいれていきます。
 次はハシ(手の代わりをする道具)を使って、絞込み作業をしていきます。右手でハシを持って絞込み、左手は竿を回しながらの作業は両手を別々に使うので少し難しいように思われます。体が大きいと手が長いのですが、小さいと手が届かないので大変です。それでも回している手と、ハシを持っている手をいっぱいいっぱいに広げて頑張っている子もいました。最後に口を広げて、竿から切り離せば風鈴の完成です。
 
  
 

P7
 
 
 汗びっしょりの子供たちに感想を聞いてみると、「暑かった・難しかった・楽しかった」などと答えてくれました。やはり、「楽しかった」と言ってもらえると嬉しくなります。
 体験にくる子供たちの多くが4年生で、学校からの社会科見学でくるくるプラザの吹きガラスのデモンストレーションを見て来てくれた子供たちでした。友人同士で参加したり、夏休みの自由工作の作成にと様々です。見学やデモンストレーションの反響の大きさに驚かされます。
 他にも以前にお父さんがコップ作りの体験をして、今日は娘さんと二人で風鈴作りの体験に来られたというリピーターさんもいらっしゃいました。そのお父さんは「ここで作ったコップは丈夫で良く使っています。」と褒めて頂きました。
 夏休みフェアの3回の教室すべてが満員でした。少し早めに来たけれど、すでにいっぱいで体験できなかった子も何人かいて残念でしたが、沢山の方に興味を持って来ていただいた事を嬉しく思います。忙しい日でしたが、とても充実した一日でした。
吹きガラス体験
どの子も真剣そのもの。私に出来るかなぁ
  9月に戻る  TOPに戻る