出前講座アンケートから見える受講者像
〜12月末で 延べ指導時間2520時間で 市民619名が講座受講〜
 財団法人千里リサイクルプラザでは、公民館、自治会、子ども会などで、環境に興味関心のあるグループが行う環境学習の講座や体験型学習などの支援を行うために環境学習出前講座プログラムを企画して出前講座を行っています。
 平成20年度の環境学習出前講座プログラムは、「イベントのごみゼロ」「リサイクル手作りおもちゃ」「環境川柳の作り方と遊び方」「衣類のリフォーム」「草木染め」「牛乳パックで紙すき」「ちょっと知らない水の話」「骨の折れた傘からマイバック作り」「布草履」です。
 人気の出前講座は、本年度から始まった「布草履」作りの講座です。次は、「草木染め」で、この講座は根強い人気があります。本年度は、「環境問題 ―ごみの12種分別収集―」講座や「イベントのごみゼロ」講座の出前要請があり、今後の広がりが期待されます。
 出前講座を行った場合は、受講した市民の方々にアンケートへのご協力をお願いしています。12月末までの出前講座受講者は、619名ですが、アンケートにご協力いただいた市民の方は161名です。
 講座を受講された市民の方々の年代で、一番多いのは60代の81名で、二番目に多いのは70代の34名となっています。
 また、受講者の性別は約95%が女性になっています。若い年齢層の受講者を増やすことや男性の受講者を増やすために、夏休みや土曜日、日曜日を活用した親子講座や子ども会や地域教育協議会主催の土曜スクール等との連携が必要になってくると考えられます。そのために、今は出前講座の紹介を公民館館長会議と家庭教育学級担当者会で行っていますが、地域教育協議会事務局や子ども会会長宛に講座プログラム紹介のチラシの郵送を行うなどの工夫が必要と考えています。
 講座内容に対する評価は、市民の方々が興味関心のあるプログラムを選択できることもあって、「良く分かった」「資料の量もちょうど良い」など好評です。
 自由な文章記述でも、「市民研究員の環境に対する心がけに共感した」「丁寧に親切にエコの話も聞かせてもらいながら、教えていただきました」「講座中の話にもごみを作らないという思いが伝わってきて、草履作りの本当の意味が分かりました」「今回のごみの分別の話を聞いて本当に良かった。大いに関心がもてました。続けられるか心配です」「リサイクルについて今まであまり関心がなかったが、今日の集いで少し考えることができた」等の感想をいただき、出前講座の有効性が感じ取れます。
 受講者の財団法人千里リサイクルプラザの認知度は、約71%で、情報源は「市報すいた」が一番多く、次に「友人」、「教室受講や見学に来た」となっています。財団法人千里リサイクルプラザに対する受講者の関心度は、91%で高く、受講者の80%が今後も研究所の活動に参加したいと答えています。
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