子ども達の施設見学について 事務局 北 啓二 今年もリサイクルプラザと、破砕選別工場並びに北工場に小学校の見学学習が始まりました。学校での環境学習や、ごみ問題の学習の一環としての見学です。吹田市内の全ての小学校、35校の4年生のみならず、茨木市や豊中市、さらには大阪市等々からも見学に訪れてくれます。 子ども達は、リサイクルプラザでは、4つの工房と、リユースコーナーの見学を行いごみの減量、再資源化及び再生利用についての様々な工夫や方法について学びます。 ガラス工房では、廃棄瓶からきれいに仕上がる箸置きやコップ等に感嘆の声を上げています。木工工房では、楽しそうな木工パズルや、可愛い鯉のぼり作品に「わあ、作ってみたいなな」という声もあがります。布工房では、不用になったネクタイやジーパンから、エコバックや小物入れができるのを見て大変感心した様子です。自転車工房では、たくさんの部品やリサイクル販売自転車の値段の安さにびっくりしていました。 破砕選別工場では、12種類に分別されたごみを効率的に処理し、有害物、危険物による公害を防止し、資源の再利用を図る工場であることを学びます。 中央操作室では、ガラス越しに、タワーローダーが、大型複雑ごみを選別をしている様子を見て、「布団が、いっぱいやな」「あっ、自転車や」等、驚きのつぶやきが聞こえます。また、ガラス張りの点検窓から見える光景に興味を示し、中々その場を離れません。捨てられるごみの種類とその多さに対する驚きと、もったいないなという思いも感じているようです。そして、缶選別の作業場では、係の人の手際よさに、「すげー早いな」という感嘆の声とともに「なんや、このにおいは」と、においの強さに顔をしかめる児童が多数います。しかし、この後の説明で、洗って缶や瓶を出さないから臭うのですと聞いて、納得のうなずきがでます。 約1時間程度の見学ですが、子ども達一人ひとりは、熱心に、話を聞き、作業や工房を見つめ、多くのことを学んでくれています。 |
この学習を通して、環境問題や、ごみ問題に自分がどう関わっていくのか、自分自身で一体何ができるのかを考えてくれることでしょう。 また、学校での学習において、こんな事を調べてみよう、学習していこうと、自分自身の学習課題を見つけ、その課題解決のために主体的に取り組んでくれることも期待しています。 そして、子ども達一人ひとりが、この美しく豊かなかけがえのない地球を守り育てる担い手として活躍してくれることを念願しています。 P7 5月に戻る TOPに戻る ☆工場の詳細図は市民研究ニュース19年6月号表紙にあります。 |