市民研究員 大澤浩子 |
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5月の2週間、9年ぶりにイタリアのローマ郊外に住む妹一家を訪ねる機会がありました。興味の向くままちょっと覗いてきたイタリアのごみ事情の一部を紹介しましょう。 1.レジ袋 スーパーマーケットで買い物をする場合、レジ袋は有料で、レジ係が何枚いりますかと聞いて渡してくれます。店により異なりますが、30×50p、50×50pの大きな、薄手のものでした。1枚7円くらいだそうです。客の多くは車で来て、大量に買い物をしていき、マイバッグを持って来る人は見かけませんでした。 2.バラ売り、量り売り スーパーでも、魚とチーズ・ハム類は対面販売でした。野菜は自分で必要な量だけ袋に入れ、はかりに乗せ、品物の番号を入力するか、ぼたんを押せば値段が書かれたシールが出てきて、そのシールを袋に貼ります。パック詰めになっているのは、肉類だけでした。 品物のボタンを押してシールを出す。 右の写真はアスパラガスの束 3.ごみ 道路わきに色分けされた大きなごみ箱が設置されていて、いつでも、どこへでも入れるこ |
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とができるようになっています。黄色の容器はペットボトル用で、9年前にはありませんでした。水道水は飲料用には適さず、ペットボトル入りのものを購入しなければならないので、ペットボトルがたくさん溜まります。レジ袋にいれたまま出されていて、ごみ箱から溢れていました。回収車が回ってきて、大きなごみ箱を機械で吊り上げ中のごみを回収していきます。 手前3個の黄色い大きなごみ容器はペットボトル用 右から白―紙類、黄色、緑色―ビン類のごみ容器 ローマ市内のごみ箱。右は普通のごみ用、左 奥には白、黄色、緑色のごみ箱が見える。 P6 7月に戻る TOPに戻る |