地球温暖化防止を考える −私の部屋の照明、LED電球に変えました− 市民研究員 金子幸平 |
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"長寿命で省エネのあかり"をうたい文句に、最近、家電メーカーはLED電球の販売を始めました。 LED照明は発光ダイオードで光を発するもので、白熱電球や蛍光灯よりも消費電力がものすごく小さく、その上、長持ちする省エネ照明です。LED照明のことは、10年前からさわがれていましたので、私はLED電球の発売を今か今かと待ち望んでいました。 私の部屋の照明・蛍光灯の笠が、ほこりまみれになって汚くなったので、取り替えることにしました。この機会にLED電球が使える笠を求め、それに付いていた白熱電球に替えてLED電球に取り替えました。 白熱灯60W相当の明るさのLED電球 白熱・蛍光・LED・各電球の比較表 あかりが白熱灯60W相当
上の表から判りますように、LED電球は消費電力が小さくて長寿命であることが利点ですが、高価格であることが欠点です。LED電球は照明を点けっ放しの部屋とか、取り替えが困難な場所の照明に使えます。また、LED電球はスイッチを入れた瞬間にパッと明るく点灯するので、頻繁にスイッチを入れたり切ったりするトイレや玄関などに最適だと思います。 なにはともあれ、消費電力が小さいLED電球を使用することによって地球温暖化の防止にちょっとでも役立つと思って、とりあえず私の部屋の照明だけLED電球にした次第です。 過去を振り返ってみますと、白熱灯から蛍光灯に切り替わったスピードは迅速だったように思いますが、現在、蛍光灯からLED照明に |
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切り替わるスピードは鈍いように思います。その理由は、LEDの価格が高いからなのでしょうか。それとも、認知度の問題なのでしょうか。 よくよく考えてみますと、切り替えのネックがたくさんあるような気がします。例えば、その一つが、私の家の中で一番長く照明を点けている部屋は居間です。現在、居間には大きなドーナツ状の蛍光灯を使っています。 実は、最初にこの照明をLED照明に切り替えたいところなのですが、現在のところ、残念ながらLED電球が使える笠がありません。つまり、まだ居間用のLED照明設備が無いのです。 二つ目に、私の妻は未だに白熱灯のやわらかい灯りが好きで、特に食卓の照明は白熱灯でないと食事がおいしくないと言います。人によって灯りの好みが違うことから、新しい物に切り替えることに抵抗感があります。 (私は、白熱電球の製造をいち早く中止してほしいと心の中で願っています。) 私達は、地球温暖化防止のために、例えイニシアルコストが大きくても、実行しなければならないことがあるのではないでしょうか。
☆参考 21年12月号に同じ照明の記事があります。 P7 4月に戻る TOPに戻る |