守口市南部公民館での出前講座
                                        市民研究員 山田英樹
 布deエコPの辻さんが毎年3講座を担当されていた守口市の南部公民館の内の1講座を担当させていただいた。南部公民館の建物は古いが、活発に公民館で活動をされている様子が伺えた。今回の講座は活動推進委員会代表の羽生様がまとめておられ司会もされていた。
 また、講座の準備等には、館長の中澤様はじめスタッフの方々に助けていただき、皆様のきびきびした動きが印象深い。   
 2時間の講義を中心とした講座であり、退屈されないように食品サンプルを持ち込んでの内容とするこにして、下村さんの演題「日本食料事情ともったいない食料の廃棄について」をメインテーマとして、山田の「家電リサイクルと不法投棄」の演題を添える形にした。
 受講者は22名、アンケート調査によると、受講者の年齢は60代が9名、70代が8名、また女性が17名、男性が2名。地域活動をされている方が8名、その他大半の方が地域活動に関心を持たれていた。
 受講者の中には、辻さんの講座の受講者と思われる方もおられ、またプラザの市民工房を利用された方もおられたため、守口市で講座を開くという緊張感が和らいだところはあった。
 受講者が女性中心でもあり、「日本の食料事情」のテーマは身近な関心事であり熱心に聞いていただいた。
 野菜やウナギ等の食品サンプル、説明用の手作りパネルの他に、今回はスーパーで生野菜を買ってきて、より具体的に日本の食料自給率の低さに警鐘を鳴らした。食料廃棄と賞味期限や消費期限も、関心を持っていただくように話をした。
 一方、今回が初めての出前講座になる「家電リサイクルと不法投棄」はスライド22枚を30分で説明したため、早送りの説明となったのが残念であった。
 
 


  守口市南部公民館での出前講座の様子

食と家電P発足後3年の歩み
当プロジェクトが発足してから3年。プロジェクトチームとして、3つのテーマそれぞれで45分程度の講座を持てるところまで到達できており、プロジェクトのスタート段階としては合格点がいただけるものと自負しております。
 3テーマは「吹田市のごみ質調査」、「日本の食料事情と もったいない食料の廃棄について」、「家電リサイクルと不法投棄の現状」です。
 日本の食料事情と、家電リサイクルという概念をどのように市民啓発のテーマに昇華させていくかが、難しい課題であった。
 ある時、下村さんから北工場では定期的に「ごみ質調査」を実施しているので、食べ残し食品の実態を調査しようと提案があり、あまり期待しないで出かけたが、大きな収穫があった。
 北工場の貴重な時系列データの存在と、余り市民啓発されていない状況、それから問題解決は現場からという我々の「現場主義」の考えが覚醒してきた。以降は、ごみ問題、食品廃棄、さらに家電投棄の実態調査も、現場調査から問題点を洗い出していった。
 よって上記の3テーマは、吹田市の状況から飛躍した内容ではなく、市民生活とつながりを持った内容でまとめております。
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