研究所参事 坪田 一美
       

 私が知るプラザは、ごみの減量、再資源化や
再生利用、循環型社会を形成するため、市民
のリサイクル活動を推進する拠点として、啓発、
研究の溜めの施設と認識しています。先ず、
ごみを出さない。使用しなくなった自転車や家
具・衣類を再利用して、新たな使用者に活用
して頂くという有意義な事業の一助ができれば
と考えております。
 不幸にも本年3月11日に東日本大震災 
M9.0 世界最大級津波 震度7 死者・不明が
多数という大災害が発生しました。テレビやヘ
リコプターで撮影された津波で被災された映
像を目にし、原発放射能放出と厳しい状況の
中で、住まいを無くし、生活物資も手に入らな
い被災者の方が、大災害を乗り切るための力
に、プラザ事業が何か協力でき、この震災が、
環境問題について足元から見直すきっかけに
なればと考えます。
 私たちは、豊かで便利になった大量生産・大
量消費・大量廃棄型の自らのライフスタイルを
見直し、物を大切にし、有効に使う省資源、省
エネルギーの循環型社会を構築する責務があ
ります。
 被災者に対してもくるくるプラザを拠点に自
転車・家具等を修理し再生するアドバイス、再
生品づくりをする市民工房、衣類のリフォーム
など、ボランティア活動などを展開していけれ
ばと考えます。
 今後は、「実践」活動をより積極的にするため、
他の関連施設、環境問題に取組んでおられる
各地の団体や人々との連携を深め、より良好
な環境の創造とリサイクル文化に貢献できれ
ばと考えています。 
 今回、縁あってここ万博公園の一角(千里リ
サイクルプラザ)で働くことになりました。
 職場のリサイクルプラザへの通勤の際、モノ
レールの車窓から美しい桜を楽しんでおります。
四季折々の地域周辺の自然風景を楽しみに
頑張りたいと思っておりますので、よろしくお願
いたします。
 
           研究所職員 尾崎昇一
 

 この4月より、千里リサイクルプラザの職員と
なりました尾崎です。3月まで、高野台小学校
の校長として勤務しておりました。在職中は環
境学習発表会や施設見学で、子供たちがお
世話になり、ありがとうございました。今は、支
援していただく立場から、支援をサポートする
立場へと正反対の立場に変わり、戸惑うばかり
です。
 さて、学校現場で、ごみといえばほとんどが
紙と給食残菜の生ごみです。ごみの減量、再
資源化、循環型社会の考え方が意識されるよ
うになってきた中で、学校で出来ることは何か
を考えますと、一番多く出る、紙類のごみを再
生して再利用することです。教室・職員室には、
今までのゴミ箱に加え再生可能な紙だけを入
れる専用のゴミ箱(段ボール箱)を設置しました。
これで学校から出る紙類のごみは、今までの5
分の1以下になったのではと感じていました。
 給食の生ごみについては、堆肥化を考えて
いましたが、私の力だけでは実現できません
でした。家庭用の生ごみ処理の機械のコマー
シャルを時々見ていて、学校にもあれの大型
があればいいなと思っていました。
 もっと大切なことは、子供たちに、ものの大
切さを教えることだと思います。私も担任を持
っていたときには、牛乳パックの再利用で、鉛
筆立ての作品作り、紙すきではがきを作らせは
がきの書き方の指導をたり、たまねぎの皮でT
シャツやハンカチを草木染して作品作りをしま
した。このような取り組みで、子供たちはものを
大切にすることや、再利用することを学んでく
れたと思っています。
 今度は違った立場で、3Rの考え方がもっと
もっと広められるよう微力ですが、力いっぱい
がんばりますので、よろしくお願いします。
      
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