「びわ湖の水」の話 エコ体験PT 福井 一彦 さる、6月15日(水)に西山田中学校で「びわ湖の水」について学習支援を実施しました。二年生5クラス194名、三時限を使用して、1時限目と3時限目は2クラス同時授業を行い、4時限目は1クラスを行い5クラス終了しました。講師は西森さん、金子さん、藤井さん3名の方がなされて、助手として生野さんと福井が担当しました。 この学校の学習支援授業は、初めてのことです。「水の話」の授業が道徳教育の一環として組まれていました。環境の勉強が道徳として扱われていたことには少し驚きました。「郷土愛」を醸成することのようです。 私は、同時授業でしたので、3クラスしかみることができませんでした。相対的に少しおとなしい感じがしました。一番多感な年頃の子供達が、60歳を過ぎた私達の学習支援をどの様に映り感じたのか興味があり少し心配です。しかし、3人の講師の方それぞれの特徴ある講義の話と内容で、子供達は水を大切にすることの必要性を理解してくれたと思います。 授業内容は、@びわ湖の面積・地形(北湖と南湖)・水深・総水量・放出量 A工場・生活排水の垂れ流し時代の水質汚染と市民活動の取組みによる水質の改善 B富栄養化・植物性プランクトンによる赤潮発生、大阪の水道水の不快な「かび臭」C生態系の破壊 外来魚の投入と繁殖・在来固有種の減少 D湖水の入れ替わり所有年数の計算により湖水を汚さないよう認識させる。ECOD測定実験 ・水道水・砂糖水・生徒たちが手を洗った水の3種類を実施しました。そして、質問を聞いて終了しました。ほとんど、質問は無かったです。 |
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CODで水の汚れを確認してもらいましたが、CODの測定まで我々が行い、一方的な授業になってしまったことは反省点でした。やっぱり、生徒が参加することによって「水の話」に興味を持ち、理解してもらえるものです。制約があっても生徒自身に測定をしてもらう工夫が必要でした。 それと、日本は水に不自由しない幸せな国です。特に近畿圏には、びわ湖という「水がめ」があり恵まれている地域です。びわ湖の水が大阪湾に出るまでに、水が4回浄化され人の身体を通過(水の小循環)することを話して、びわ湖周辺の人々だけでなく、私達も水の排水に気を配らなければならないことを教える必要があります。 東日本大震災で大きく被害を受けた南三陸町では、上水道の復旧がまだ3%と苦しんでいます。本当に、びわ湖の水の恩恵を受けている私たちは、当たり前だと思いがちですが決して恩恵を忘れてはならないのです。この学習支援授業を通じて感じました。 P4 7月に戻る TOPに戻る |