「実践」と「研究」とのつながりは・・・ 主担研究員 土屋正春 |
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1 発表会のこと 年度の前半が過ぎつつあります。これまでに なく研究員の皆さんの力が入った数ヶ月でした。 このことは、初めて外部からコーヒー屋さんの 発表まで加わり、それぞれのチームの発表内 容も大変充実していた先日の発表会の様子に 良く現れています。 私はプラザで勉強を始めた一期生ですが、 これまでで一番皆さんの言葉に自信が感じら れた集まりだったと感じています。やはり「継続 は力なり」なのでしょね。実践活動という名の 坂道を上り続けて力がついたのです。 昨年度1年間の活動は平均すると各チーム で80数回で、今年度はよりハイペースになっ ています。背景に控える大変な情熱と努力には 敬服あるのみです。 2 今年度の目標、年度はじめに考えたこと 活動の内容は全体的に「実践活動」が主流で、 その忙しさに活動の立て直しをはっきりと年度 当初に打ち出しているチームがいくつもあった ことが今年の特徴と言えます。今年度当初、 それぞれのチームの計画や指摘された事項を ざっと整理すると次のようになります。 @布でエコ ・視察に力を入れる。 ・理論化や冊子の編集とりまとめの作業は苦 手な部分だがやってみる。 Aエコイベント ・行政との継続的連携に取り組む。 ・プラザで養成講座開催を目指す。 ・貸し出し食器を市内の大きなイベントをま かなえるだけの数まで充実したい。 Bおもちゃ ・活動の担い手を拡大する。 ・そのためにもマニュアルの作成にチャレン ジする。 |
Cエコ体験 ・計画性・組織性を備えた活動にする。 ・内容を検討し技能の向上・平均化を図る。 Dお店 ・個別に店の聞き取り調査を行い、データ を集めて市内全体の基礎資料を作る。 ・活動を実効性あるものにするために行政と の連絡をさらに深める。 E微生物 ・何をどうしたらどうなった、という経過観察と 分析とをていねいに行い、各地の同様な 取り組みとの連携につなげる。 ・数値記録や映像記録を残すようにする。 Fニュース ・読者にとって面白い、関係のある、役に 立つ情報の提供に努める。 ・そのためにも研究員との関係を緊密にする。 3 次に越える坂道は・・ みなさん、ご覧になっていかがですか。 こうした点に気づき始め、自分たちの言葉 で言い出したことが皆さんの成長なのです。 大切なのは、こうした「気づき」を得るよう になった背景です。必ず何かがあるはずで、 それを「記録」して「整理」して「考える」 のが「研究」だと言えます。 エイ、面倒な! と考える方もいるでしょ う。が、実はもう皆さんの頭の中にはこれが ばらばらな形で「経験」としては入っている のです。それを「研究」の形に組み替えるこ と、これをすることで皆さんの実践は世代を 超えて、地域を超えて伝わるものになるとい うことを考えて頂きたいのです。 もう皆さんのタンクには「研究活動」の坂道 に進むだけのエネルギーは十分にたまってい ると考えています。研究は面白いのですよ! P4 9月に戻る TOPに戻る |