施 設 案 内 に つ い て
      市民研究員  藤井 勝二

 今月初め、吹田市内の小学校4年生の2クラス70余名と、男女各2人の先生方合わせて80名ほどの施設見学の案内を担当しました。
 去る4月7日の全体研修会及び同27日の直前研修へ参加した折の見聞や、普段の環境学習支援実施時の生徒たちの様子を振り返り、また思い浮かべながら、併せてプラザ作成の『資源リサイクルセンター案内業務』(取分け「破砕選別工場」部分)を何度か読み返し、当日に備えました。
 先ずは、自転車・布・吹きガラス・木工・リユースの順に各工房を案内しました。生徒たちは、熱心に見学している様子でしたが、どの工房に於いても質問はなく、先生方からも・・・、そこで自転車と吹きガラス工房で、私から指導員の方に生徒たちに参考になるであろうと思われる質問をしました。生徒たちには初めてのこと・モノばかりで、興味深さに溢れる様子でした。実施されている作業内容や設備の概容、ごみ回収の目的・3R・成果物のこと等々の説明には、難しい工場用語を、それこそ「破砕選別?」しながら、時間経過にも気を揉みつつ行ないました。
 この見学に対する学校での予習は?、学校や自宅での振り返りは?、15分程の時間延長と生徒たちの集中力維持との兼合いは?、移動集合をよりスムーズになどを感じた案内でした。
  小学生の見学の様子
 
 
 
 
       市民研究員 江渕 征昭

 私たちエコ体験PTでは「紙すき」の学習支援の場合は、まず「3R」の話を10数分おこなっていますが、対象の子ども達の数は限られています。
 それに対して吹田市では小学校4年生になると全員が破砕選別工場やくるくるプラザの見学にやってきます。これは素晴らしいことです。自ら学ぼうと意欲をもって見学にやって来てくれるのです。ごみ問題を子ども達に教える、考えさせる素晴らしいチャンスです。
 先ず破砕選別工場の中央操作室で「分ければ資源・混ぜればごみ」の実態を見てもらいます。大勢の人が手作業で大型複雑ごみを解体し資源ごみを取り出す作業やガラス瓶を分別している状況等を見学してこれだけの人手を掛けてごみの資源化に挑戦していることを話します。
 缶の選別ラインではすごい「臭い」に皆が鼻を摘まみますがこれはチャンスで、このラインで何をしているのか、何故臭うのかを話します。きちっと分別すること、缶の飲み残しをなくすことなど話すと納得した顔が返ってきます。選別工場での資源回収で年間3,800万円の収益があることを話すと「へー」といった顔も返ってきます。
 次はリサイクルを考える各工房へと回ります。自転車工房、布工房、吹きガラス工房、家具・木工工房では各指導員に話しをしていただきますが、それぞれにリサイクルの工夫がなされている事に興味を示してくれています。
 本当は「あげます、もらいますコーナー」に行って家庭で不用になった物はごみと処理しないでここに持ってくるよう親に言って欲しいと常々思っていますが残念ながら時間不足で行けたことがありません。見学時間は40分ですが、50〜60分は欲しいところです。
 来年度から検討して頂きたいものです。

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