内田主担研究員の講演会に参加して
                                       市民研究員  辻 千代子イラスト風鈴
日時  平成24年8月5日(日)午後
場所  吹田市立博物館 
講師  内田 慶市先生            
演題  文化としての環境・普段着のエコ
      -----環境を大上段にふりかざすのではなく文化としてとらえ普段着のエコを
            めざしてご一緒に身の回りのエコを見つめていきましょう。-----

主催  SA(シルバーアドバイザー)吹田
 今年の夏は特に暑く、35度以上の猛暑日が
連日続き、うだるような暑さである。そんな中、
講演会に参加しました。講師の内田先生は千里
リサイクルプラザ 研究所の「布deエコプロ
講演会での先生の様子ジェクト」の主担の先生
ですが、
本日はどんなことが
聞けるのか?また、
楽しい先生のトークが
聞けるとメンバー6名で
出かけました。
 講演は阪神大
震災の話から始まり、そして原発の対策につい
て述べられました。本当に電力が足らないの
か?皆で考えようと、また、昨年の東北の震災
のことも被害者でなくとも教訓にしよう!等。
 最近の日本は光を贅沢に使っているのではな
いか?外国はどこも薄暗い低いワット数だ。日
本も昔は暗かった。明るさを表現した言葉に、
月の光、星の光、雪の光、ホタルの光等、情緒
がありました。日本はより明るさを求めすぎた
のかも知れません。そのあたりが題名の「文化と
環境」に値するものと感銘を受けました。また、
お風呂も広いと、水が「もったいない」とも申さ
れ、日本は環境に配慮し心和む演出をしている。
他にも、すだれを掛けたり、風鈴などは音色で


涼しさを感じさせ、朝顔で日よけを作ったりと
風情がある。
 先生の中国語発声を初めて聞きました。李白
の静夜思という漢詩で「床前明月光(床前月光
をみる) 疑是地上霜(疑ふらくは是地上の霜
かと) 挙頭望明月(頭を挙げては明月を望み) 
低頭思故郷(頭を低れては故郷を思ふ)」という
五言詩でしたが、なめらかな言葉で朗読され、
清々しさ・爽快感・清涼感等、言葉では尽くせ
ない深い感銘を受けました。
 さすがに語学の先生です。環境ということば
は、自分の周りの居心地を示しているというこ
とだ。その環境を悪くすることなく生活するに
はどうしたらいいのか? 文化の中に環境を取
りこみながら楽しく過ごすことが普段着のエコ
であり、その手段として「思いやりの心を、い
つも持ち備えて、環境作りを行ないませんか。」
と奥ゆかしく締めくくられました。
※ 追記 背景の看板は全部布で出来ています。
これはぜひ見習わなければと思いました。

 先生とみんなで記念撮影
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