環境教育担当者会に参加して
                                            市民研究員  綱島  勇
 平成25年5月10日(金)午後4時から吹田市
立教育センターにおいて、25年度第一回環境
教育担当者会が開催され、小学校35校・中学
校18校の先生方が出席されていました。
最初に、吹田市学校教育部指導課主事の金崎
氏より、平成24年度環境教育の取り組みについ
ての報告がありました。そのあとで千里リサイクル
プラザ 研究所の「6つのプロジェクト」が環境学習
支援として、その活動内容をパワーポイントで説
明しました。
1.吹田市の環境教育の取り組み
 みどりのカーテン・ビオトープ(小学校18校、
中学校3校)の取り組み、農業体験(20校)、く
るくるプラザの見学(全小学校の4年生)、 小・
中学生による環境学習発表会の実施、吹田環
境教育フェアの開催等についての取組。また
小・中学校の児童・生徒・教職員がエコに対し
てどのように取り組んだか、各校の推進委員が
5点法で評価、校長経由で学校教育部指導課
に提出されたエコスクール活動簿の集計結果
が報告され、エコスクール活動への積極的な
取り組みの成果が報告されました。
 エコに対する取り組みの項目
@節電(こまめに消灯・電源を切る・空調の温度
 設定等)を心がける
A節水に心がける
B印刷物の裏面の再利用
C両面コピー、両面印刷の徹底を図る
D使用済みの封筒の再利用
E資源ゴミ(缶、ペットボトル、ビン等)の分別
F紙ごみ(資源ごみ、ミックスペーパー、燃える
  ごみの分別
  全ての小・中学校で環境教育に取組んで
いる状況を知ることができました。私たちが環
境学習支援実施後に、児童から聞いている感
想文の中に、エコについて触れている文章が
多く見受けられるようになったのもうなずけまし
た。
 
 
 最後に、環境省ホームページの 「授業に活
かす環境教育」についての紹介があり、 その
中の環境教育実践事例集は、小学低・中・高
学年、中学生の年齢に合わせた事例集が掲
載されていて、今後、 私たちが環境学習支援
で話をする際の参考になるものでした。
2.プラザ研究所 プロジェクトの活動説明
 北所長より始めの挨拶、次いで尾崎主査よ
りプラザ 研究所の環境に対する取り組み(学
校での環境学習支援等)の説明のあと、各プ
ロジェクトが環境学習支援活動のPRを行いま
した。
*「布deエコP」が玉ねぎの皮等での草木染
 め、風呂敷の包み方の紹介など
*「エコイベントP」は各地域で行われるイベン
 トでごみゼロ作戦の実施、イベントから出るご
 みを3Rの方法で減量する取組。参加者がご
 みの分別方法、子供たちのエコクイズなど
*「手作りおもちゃと環境P」は家庭で出る廃
 品を利用したおもちゃ作りから、廃棄物の発
 生抑制、環境の話など、子どもから親へ発信
 して環境問題に関心を持ってもらうことなど
*「エコ体験P」は紙すきを通して3Rの大切さ
 水の汚れの調査やきれいにする実験をして
 水の大切さを学ぶ。また、環境に関するエコ
 ゲームの実施など
*「市民とお店をエコでつなぐP」は12種分類
 ゲーム、風呂敷の結び方(利用法)でレジ袋
 の減少など
*「微生物で豊かな暮らしをP」がEM(有用微
 生物群)を使用して学校のプール清掃、生ゴ
 ミの堆肥化で野菜の栽培など
 一方的な説明に終わったのではと反省。もっ
と意見交換が出来るような場であったらと残念
に思いました。

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