関西大学・留学生への『出前講座』を実施して 市民研究員 藤井勝二 |
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去る2月、関西大学国際部の或る活動支援をし た折り、事務局担当の方から『千里交流拠点事業 として、誕生50年を超えた大阪府北部の千里ニュ ータウン地域において、ゆかりが深く、大学間連携 のある同大学と大阪大学が主体となり、地域産業 や自治体と連携することで共同体を形成し、共に 国際化を図り、千里エリアの活性化を図ることを目 的としている』との話しに、共感を覚え交流をして いるなかで、先ずは、留学生たちへの『紙すき・3 R』支援の申し入れを受けました。 そして4月13日(土)、プラザで「紙すき・3R」支 援当日の朝5時半頃、今も記憶に強く残る淡路市 付近を震源地とする地震発生で、公共交通機関 の一部が一時運転休止するなどの影響がでた。 (吹田辺りは震度3)そのために留学生たちのショ ックは大きく強く、参加取止めが10名近くとなり、 結局、参加者は殆んどが中国出身となり、他には ペルーの男性もいた。 そのような中、予定をして いた10時を過ぎた頃に、元気に一行20名弱が 「工房-2」に到着した。(事務局や日本人ボランテ ィアを含む) 先ずは我々担当4名の紹介から始め、早速簡単 に「3R」の説明から始めた。然し!日頃の吹田市 立小学校での支援時よりも反応はうすく、静かな 雰囲気が続いた。些か拍子抜けするも、引き続い て「紙すき」そのものの指導・お手伝いへ進めた。 すると男女共に紙すきの手際は上手で、デザイン や模様選びと配置のセンスも良く、出来上がるに つれて笑顔が溢れ、楽しく満足げであった。それ ぞれが3〜4枚ほどの「はがき」をつくり、我々もよう やく?相応のやり甲斐を感じることができるように なり、安堵もできた。やがて和やかな雰囲気で互 いに雑談を交わし、いつかまた来たい/おいでネ、 と云うほどに・・・大学事務局の思惑は、学生達に は学内学習だけではなく、広く日本のことを知り、 風土風習・文化に触れる機会を通して、長く日本 での生活を続けていく事への一助となることを狙い として企画したとの由であったが・・・。朝方はハプ ニングが有ったものの、素晴らしい好天に恵まれ、 昼食をとりながら万博公園の素晴らしさ!日本の |
春を満喫してくれたでしょう。 次に5月23日(木)『エコ・ゲーム』支援を場所も、 同大学・第一学舎にて行ないました。この折りも、 直前での諸都合により、参加者が少なくなり総計1 5名となった。そのため気遣って?女性教授や男 女事務局員もご参加いただきました。 今回の参加者国籍は、アメリカ・メキシコ・中国・ 韓国・台湾・日本の6ヶ国からだった。いずれの学 生も予想以上に!真剣に熱心に「環境保全にとっ て有益で、かつ経済的な行動」と、逆に「環境保全 に悪影響が有り、然も不経済な行動」などの、考え 方・暮らし方に取組んでくれた。 なぜ?有益/経済的/悪影響/不経済などと 考えるのか?改善するべきなのか?など、一生懸 命に説明しようとする姿勢に感激し、併せて環境 問題、取分け「ごみ問題」には各国とも、規制・規 律などでさまざま取組んでいることに気づいたりし ました。 ここで『エコ・ゲーム』の一端について小学校での 環境学習支援時と、全く同じ今回支援時の、10以 上の項目のうち、「5点」ほどをご紹介します。それ ぞれの行動は、上記の「なぜ?」に続く 「4つの項 目」 が、どのように関連し合ってつながる行動とな るのか?をお考えいただければ・・・如何でしょうか。 だが経済的/有益で経済的/最悪で不経済など。 A.私は地元の新鮮野菜を食している(地産地消) B.自宅の屋根にソーラーパネルを取り付けた。 C.学校の給食で嫌いなものは食べずに残す。 D.池でブルーギルを釣ったので、池に戻した。 E.以前の冷蔵庫が故障したら修理し使用続ける。 サテ?・・・、小学校では3〜4名のグループで相 談し発表としているが、今回は「ひとり一テーマ」と した。この方式が、留学生達が、より真剣に熱心に 取組む要因になったのかもと、振り返っています。 今回の支援は殊の外!支援後の達成感や充実 感を得ることができ、ずっと参観し学生たちにアド バイスされていた教授から、是非とも次の支援をと の要請もいただくことができた。終わりに「プラザ」 の概容説明や、アピールもできたこと申し添えま す。 P6 6月に戻る TOPに戻る |