廃品利用の手作りおもちゃマニュアル作成奮闘記
                                  手作りおもちゃと環境プロジェクトチーム
 当初、マニュアルの作成を思い立ったとき
は、ただ後輩のために残しておこうと気軽に
考えていました。
 「ごみの減量化と環境問題の啓発」をテー
マに、家庭で出る廃品を利用したおもちゃ作
りを小学校で児童に教えながら、環境問題
について児童を通して保護者に訴えていこう
と従来から活動してきました。
 子から親への発信・・・もう一歩踏み込むた
めには、学校で教わったおもちゃを家族と一
緒に作ってもらえば、更なる発信の一助にな
ると考え、それにはマニュアルが必要でした。
小学校の環境学習支援で使用するおもちゃ
を中心に、16種類のおもちゃのマニュアル
を作成することにしました。(綱島 勇)
                 
 先ず、マニュアルを作成するにあたって
「家電製品取扱説明書は、分かりにくいよ
ね?誰が見ても分かるマニュアルにしよう!」
と、申し合わせて、5名の有志で手分けして
作ることになりました。
 作り方の説明に、イラストより写真の方が
分かり易いだろうと写真を撮っても、構図、光
線の具合等、思うように撮れず、一苦労。
 最初の検討会で、お互いに、説明不足、
誤字、脱字等を、指摘したり、されたり。そこ
で問題になったのが、セロテープ、スティック
糊は材料か道具か? それに、単語の「道
具」と「用具」はどちらが良いか? 5名の表
現がバラバラではまずいので統一。そして改
定してから検討会を繰り返すこと、10回近く
に及び、ヤット4月末に完成にこぎつけました。
「分かり易く」にこだわり、やや長たらし過ぎた
のでは? もう少し簡単でよかったのでは?
はたしてどう評価されるか気懸りです。
            (杉山 裕恆)
 
 マニュアルを作ろうと、チーム内で話は出
るものの、何かと理由を付け先延ばしする内
に数年が経ち、痺れをきらした代表が今年
度(24年度)中には必ず仕上げると秋口に
宣言。各自が何個かの作品のマニュアルを
作ることになるも、いざPCを使って作るとなる
と、寸法図を描くにも一苦労。また、普段は
口で説明しているのでその通りに書けば何と
いうことは無いと、高を括っていましたが、文
章にするとなると一苦労。
 自分の能力の無さを痛感、何とか仕上げ
てメンバーに披露すると、此処の文章は可笑
しい、この漢字は難しいので、かな表記の方
が・・・、かなは平仮名か、カタカナか等で一
論争、少し感情的になる場面があるも、其処
は皆大人、言いたいことは言い、譲るところ
は譲り、やっとマニュアルを作ることができま
した。              (本田 克彦)

 廃品を利用したおもちゃ作りを環境学習
支援、くるくるセールなどで、数多く作成して
来ましたが、その作成した手作りおもちゃを、
いかに皆さんと共用し、かつ学習支援に役
立てるよう小冊子にして残していくかをチ−
ムリーダ−の指示で取り組んできました。
 本当に手探りの状態で、材料、用具、寸
法図(書き方が判らない)、写真添付、作業
手順(手順の違いによる意見を論議)、熱く
なる事が多い中で何枚写真を撮影したか…
何枚失敗してコピ−したか…でも良いマニァ
ルを作成することを全員が持ち続け維持した
ことがマニァルを完成させたと、私は自負しま
す。メンバーの皆さんが一つになって作りあ
げた成果です。作る喜び、伝える喜び、冊子
として残す喜び、そして満足感と達成感を得
ることができました。    (俣野 正雄)

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