環境問題基礎講座V(破砕選別工場見学)
                                効果的な施設案内PT 加藤 篤齋
 10月度、環境問題基礎講座に新入市民
研究員として参加した。
 今回は42名(内市民研究員5名)の参加
者であった。2つのグループに分かれて工
場の全区画を見学した。私の属したグルー
プは建物の外部からの見学である。
 破砕選別工場見学「見学窓より」
◇ペット・ボトル減容・圧縮作業 機
 械を使って容器を板状にして運びやすく
 する作業である。印刷されたものや汚れ
 (マジック・ペンで何か書かれていればX)
 の点検を行い、キャップをはずす。人の
 手と目を使う作業である。
◇リターナル・ビン選別は大きさ、色、キ
 ズなどの点検がされる。ある有名な「酢」
 メーカーの瓶は特殊な瓶であり、再利用
 のためには業界事情を知る必要がある。
◇古紙・ダンボール・古布の場合は、古紙
 は新聞・雑誌の区分が必要だし、古布は
 いわゆるボロとまだ利用出来る古着があ
 る。綿繊維は機械の油拭きのウエス(雑巾)
 に分ける。総て人の手による分別である。
◇蛍光灯は(水銀の飛散を防ぐため)壊さな
 いよう北海道にある日本唯一の処理工場
 に送るため、一つひとつドラム缶詰めさ
 れる。
◇中央操作室に移る。パッカー車が大型複
 雑ゴミを下ろした後のゴミの山を広げて
 いるところであった。燃焼物と金属類、
 布団・毛布・マットレスなどを人の手で
 分別しているところがガラス越しに見ら
 れる。
◇アルミ缶分別ラインでは音と臭いを強く
 感じる。
◇最後の廊下での展示物では、ゴミの中か
 ら分別され再資源化され製品化されたも
 のを知ることが出来る。
 破砕選別工場見学「ペットボトル集積所」
 見学時間はほぼ1時間であった。講義室
に戻り小休憩後、DVDで再度、ゴミ再資
源化の説明を受ける。
 12種分別の意義を十分理解できた見学
と説明であった。35万市民の当市の誇る
べき施設であることを実感した工場見学で
あった。受講者の中には懸命に記録されて
いる方があった。他の多くの受講者の方々
はどのように受け止められたのか知りたい
ものである。
 平素は施設案内PTの一員として、小4
児童の案内をしている。その案内内容や表
現についていい勉強になった。PTの名称が
「効果的な・・・」となっていることを実
感した一日だった。
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