市民研究員研修講座 (ポスター制作) 効果的な施設案内PT 加藤篤齋 |
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プラザ5Fでエレベーターをおり、講義室 へ向かう廊下の左壁に6枚のポスターが掛か っている。 十数年以前、すいたシニア環境大学の講義 でこの廊下を通ったとき、「どんな方法で作っ たのかなー」と思ったものだ。如何にも素人 の作品です、という風情である。 そのポスター作りの研修講座に参加するこ とになるとは、運命だったのか。当日の参加 者は10名程であった。 講師は事務局の尾崎主査で、昨年はパワー ポイント作成法を教えて頂いた。私の世代で はPersonalではなく、My computer なる言 葉が出始め、MS-DOSがDOS-Vに進化した 時期です。まだ、PPはなくOHP全盛の時代 であった。今回は、A2版サイズのポスター 作りである。気が遠くなりそうだが、皆さん について行かなくちゃ―! 先ず、ポスター制作の基礎知識の講義から 始まった。ポスターとパンフレットなどの違 いの説明があり、「見て分かるポスター」、「魅 力あるポスター」を作ることが大切で、その ための文字の使い方や内容表現に関する講義 が行われた。その後、いよいよPCを使って |
ポスター作りである。 はじめに用紙サイズ、文字の入力、図・写 真の入力についての注意があった。そして、 Wordを開き書式設定、タイトルの入力や必 要な文字入力・・・等々、指示されたタブを クリックしていく。この中に新しい世界を広 げるための様々な「仕掛け」があることは理 解しているのだが・・・。画面の一番上の欄 のメニューバー(というそうだ)にある文字を クリックすることは簡単にできる。そこから タッラと下がって出てくるいくつもの項目が ある。このあたりから分からなくなる。つま り、作業内容と言葉が繋がらないのである。 次に進めない様子を見つけた先生からお助け を頂くとすっと解決する。紙面に写真を入れ ることができた。今度は大きさを変えようと したが動かない。勿論、場所の移動もできな い。2度、3度とやってみるがだめ。まさに 悪戦苦闘である。情けないを通り越して、ポ スターのできる日が霞んでしまう。数人の PCの達人の顔が浮かんでくる。「ダメな時は お願しよう」。逃げ道を考えている。いやいや、 図書館には一杯本がある筈だ。それを借りて 勉強しよう。今日の研修を無駄にはできない。 だが待てよ、子どもの頃、図工の成績はよく て“3”。平素は“2”だった者に出来るのか? の不安が浮かぶ。思いは千々に乱れる。近く の席からは難しそうな質問の声が聞こえる。 あっという間に時間が終わってしまった。 矢張り勉強しなくては、と思い直した講義で あった。 P4 6月に戻る TOPに戻る |