からくり屏風 完成図 佐井寺小学校 環境支援学習
       か ら く り 屏 風
      手作りおもちゃと環境PT 杉山裕恒
 6月11日(水) 4年生〜6年生の29人
にメンバー4名で「からくり屏風」を教えま
した。材料は印刷所の裁断端を利用。長方形
の厚紙3枚を細幅2枚と広幅1枚の薄紙でつ
なげて作ります。厚紙が3枚繋がったら、最
初の1枚に「からくり屏風」のラベルを貼り、
残りの2枚には動物かアニメのイラストを貼
って折りたたんで広げるとイラストが消え、
又、折りたたんで広げると、消えたはずのイ
ラストが現れます。
 今回はイラストの代わりに「環境川柳カル
タ」の有効活用の一環としてカルタの読み札
と絵札を貼る事にしました。

 先ず、児童に薄紙の寸法図を配り、寸法通
りに線を引いてもらい、細幅2枚と広幅1枚
の3枚に切り離します。
 普通は厚紙の1枚目に2枚目、3枚目と平
面に並べながら薄紙でつなげますが、この方
法だと厚紙間に余分な隙間を作らないように
からくり屏風 通常の作り方(並べながらつなぐ)キッチリつなぐ
のが難しく、
バラツキも
出ます。
 この改善策として、小冊子「廃品を利利用
した手作りおもちゃのマニュアル」を作る際
メンバーから提案された厚紙を重ねながら、
つなぎ合せる方法で作る事にしました。
からくり屏風 改善策(1枚目の後裏返して2枚目をつなぐ)1枚目に薄紙を所定の
所に貼り、これを裏返
してから、2枚目、3枚目
と重ねていきます。
 

からくり屏風 改善策(1枚目の後裏返して2枚目をつなぐ)
重ね終わったら開いて、2枚目と3枚目の裏
表にカルタの読み札を貼り、一度折りたたん
でから、開くと読み札が消えます。
(開き方がミソ)すると殆どの児童がビック
リします。消えた所に絵札を貼って完成。
 児童はこの方法だと出来上がりのイメージ
が判りにくいようで、講師が丁寧に説明しま
したが、薄紙の折り曲げを間違えたり、糊を
塗り間違えたり等、てこずる児童が多く、メ
ンバーが手分けして手直しに追われ、全員出
来上がった時は時間一杯でした。どのように
開けば、読み札と絵札が入れ替わるか?遊び
方の説明と、「環境川柳カルタ」を解説する時
間がほとんど無くて残念でした。次の機会ま
でに、手順の進め方や説明の内容を十分検討
して、「作る面白さ遊ぶ楽しさ」を味わえる講
座にしていきます。
 学校での からくり屏風作成の様子
 
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