.                                               .
    関西大学統一学園祭におけるエコトレイプロジェクトの取組      

                                      エコイベントPT 石川 智子
 関大学園祭でのエコ活動の様子 「ごみゼロステーション様子・使用されたエコトレイは表面のフィルムをはがすと分別された」
 関大の学園祭では、使い捨て容器は一切使
用せず、実行委員会模擬店局エコトレイプロ
ジェクトで一括購入されたエコトレイ&エコ
カップを全ての模擬店で使用し、ごみを大幅
に削減し、「エコな学園祭」を目指しています。
 11月3日(日)関大学園祭での模擬店に
おけるエコトレイの利用状況、及びごみステ
ーション(エコトレイ・ごみ他の回収所)を
視察し、聞き取りしてきました。
 質問事項を事前に検討し、先ずはエコトレ
イプロジェクトの代表者の方にお話をお聞き
することができました。
 エコトレイはプラスチック容器に薄いフィ
ルムが貼ってあり、使用後このフィルムをは
がすとこれだけが燃焼ごみになり、トレイは
工場に返送すると、リサイクルされます。ご
みとして廃棄されるのは、はがされたフィル
ムだけで、本当に嵩のひくいものとなります。
 カップはサトウキビの搾りかすから作られ
ており、土に埋めれば堆肥になるという優れ
ものです。これは少々汚れがあってもそのま
までよく、手のかからない回収が出来ますが、
問題は大量のカップを埋める場所が確保出来
るかと言う事です。昨年回収したカップは、
全て埋める事が出来たか確認できていないと
のことでした。
 何しろマンモス大学の事であり、準備した
容器の数も半端な数ではありません。開催4
日間、前半1日、2日は120店、後半3日、4
日は104店、合計224店もの模擬店の出店が
 
あり、容器注文数は、カップ23,000個を含め
108,100個あったということでした。これら
を使い捨て容器使用となると燃焼ごみの量た
るや半端なものではないでしょう。
 これらを回収する「ごみステーション」は
会場内に12ヶ所設けられていて、1ステーシ
ョンは常時2名で担当していました。これに
携わるボランティアを目標130人で募集した
ところ120人の応募があったとのこと、その
うち40人位が経験者であり、昨年に比べてス
テーションは上手く対応出来ているとのこと
でした。
 公式パンフレットに「ごみステーション」
の場所が表示されておらず、これは必要では
ないかとアドバイスさせてもらいました。ま
た、「吹田エコイベント宣言」をしてもらうよ
う来年度に申し送ることを提案しました。
 ステーションに来る来場者は、当然のよう
にさっさとフィルムを剥がして分別する人も
いましたが、ステーションの前で立ち止まり、
とまどっている人も結構いました。ステーシ
ョンのスタッフにお聞きすると、エコトレイ
を知っている人と知らない人の割合は6:4
ぐらいということで、まだまだエコトレイの
使い方は広まっていないようでした。中には
エコトレイを初めて知って感動している人も
おりました。スーパーでのトレイの回収率が
低いのだから、このような場所ではトレイを
洗わせてPRしたらよいという声もありまし
た。事情が許せばという事です!!
P5  12月に戻る  TOPに戻る