「快適!省エネライフ 温暖化防止に今私たちができること」
                                       エコ体験PT 西森 健生
 12月14日(日)に大阪学院大学国際学
部教授で、(公財)千里リサイクルプラザ 主
担研究員でもある三輪 信哉先生の講演を聴
く機会に恵まれました。
 地球の温度上昇予測グラフ
 当日は大変寒い日で、参加の皆さん割合厚
着で参加しておられました。
 まず、最近のニュースからお話が始まりま
した。COP20ではこれまで協定への参加を
しぶっていたアメリカや中国が参加し、一つ
の土俵上で話し合いが出来るようになったこ
とは次のCOPに希望が見えたように思えま
す。日本では関電の再値上げ・トヨタの燃料
電池車「ミライ」の発売などを取り上げられ
ました。
 次に、「温暖化をめぐる現状」ということで、
産業革命以降のCO2の増加量は1.4倍、日
本人1人当たりの年間CO2排出量は10t、
気温上昇で海岸線の後退が始まっていること
などを話されました。温暖化防止の花形設備
と言われる原子力の現状(発電所数:17 原
子炉数:55基 世界には400〜500基)の紹
介があり、日本の家庭の電気消費量は30%と
説明を受けました。
 こうした温暖化における基礎知識をお話さ
れた後、「家庭生活での温暖化防止」にも触れ
られ、家庭電化製品(冷蔵庫・エアコン・扇
風機)では、冷蔵庫の扉の開け閉めが一番電
気を消費していると数値を上げて説明があり
ました。また、お湯を沸かすのにはガスが一
番地球にやさしい。待機電力は消費電力の
6%を占めると聞きました。こうしたことは
自分自身も知っていながら、改めてエネルギ
ー節約のための行動することの大切さに気づ
かされました。数値ばかりでは、皆も退屈す
るだろうと「夏の暑さ対策編・冬の寒さ対策
編」さらに交通問題へと繋いでいかれました。
このあたりは我々もやっていることなので実
感は持っていますが数値を挙げての説明とな
ると、説得力は上がるなとか、学生さんなど
は理解しやすいのではないかと感じました。
 説明図 「冬は窓らか熱が出る 夏は窓から熱が入る」
この後、生活での温暖化防止ということで、
地産地消・LCA・エコマーク・色々な測定
器の話が続きました。
 私たちは市民研究員という立場で、千里リ
サイクルプラザに所属し、環境問題や資源リ
サイクルのために、様々な活動をしています。
しかし、年間を通じて張り切っているわけで
なく、家に帰れば今日出た色々な数値の中で
動いている・動かされている訳です。結局は、
「脚下照顧・自他不二」の基本を外さないよ
う、チェック&チェックの毎日かなあ?来期
の活動?いや生活も 相変わらずチェック&
チェックを忘れないようにしたいと思いまし
た。
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下に拡大図掲載。
 拡大図 @IPPC報告では地球の気温は 2100年度 1度〜6度上昇の可能性あり
A暖房冷房対策図 冬は熱の58%が窓から出る 夏は熱の73%が窓から入る。
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