山手地区公民館  出前講座
 「紙すき」(3R)ハガキづくり

          エコ体験PT 藤井勝二

日時:3月15日(土)13時30分〜15時
参加者:総勢24名(子ども8名)

 我々エコ体験PTによる、公民館での出前講座
の開催は、意外にも更には残念乍ら、さほど多く
ない実績しか残されていない。それは我々の広報
活動不足によるものであるかもしれない。そこで
昨年秋頃から少しずつ広報を再開し始めました。
そしてやっと!山手地区公民館からも、ご要請を
いただきました。
 当日、少しは寒さが和らぎ、男性お一人を含む
母子の皆さん総勢24名の方々(子どもは8名)
が参加されました。
 
 先ずは、何故?「紙すき」を他の2つの取り組
み、即ち「水のはなし」(水の恵みに感謝を!)、
「エコゲーム」(考えよう!地球にやさしいエコな
暮らし)との、3つの活動の一つとして取組んで
いるのかを、「3R」を中心にプロジェクター映像
を通して、小学生にも分かってもらえるよう工夫
しながら説明することから始めました。
「3R」とは、
 ・リデユース(ごみを減らすこと)
 ・リユース (再利用すること)
 ・リサイクル(再生使用すること)
そして一番重要なことは、リデユースです。
 次に全ての不要になったものを捨てる時、「混ぜ
ればゴミ!分ければ資源」となるので、少し面倒
でも12種分別をして、燃えカスやCO2の発生
を減らしましょう。
国内外の森林からの木材や、回収された古紙から
つくられる「紙」は大切な再生資源です。
 紙すき講座の様子
 
 では楽しい!「ハガキづくり」を始めましょう。
先ず、紙すき枠(網目のついた枠の網側を上にして、
もう一枚の枠を重ねる)を両手に持って ⇒ 紙す
き溶液の入った水槽に浸けて ⇒ サッと薄くすく
い上げる ⇒ その上に、色パルプや模様紙を乗せ
て絵柄付けをする ⇒ 上の枠を取外し ⇒ 水抜き
用マットをかぶせ ⇒ 薄板を乗せ ⇒ 上から両手
で水分を押出す ⇒ 最後に脱水機で水抜き ⇒ 広
告の厚紙に挟み持ち帰ります(仕上げ方説明書も)

 参加された皆さんは、我々がお手伝いをしなが
ら上述要領に従って、真剣に!楽しそうに、そし
て満足げに2枚以上(最多は5枚!)「絵ハガキ」
を作成され、出来栄えも可愛いものから美しいも
の、感心するようなものまで多種多様!でした。

 次に、製作過程でいただいた諸質問その他に
ついて簡単にご説明を記述します。
* ハガキをつくる材料となる、紙パックからのパ
 ルプの取出しは、パックの中をすすぎ洗い ⇒
 裁ち挟みなどで切開く ⇒ 更に大小の短冊風
 に切取り ⇒ お鍋などで温め、やわらかに ⇒
 冷ました紙パック表裏シールを指先で剥がし
 ⇒ 真ん中に挟まれているパルプを取り出す
 ⇒ 指で適当に千切って ⇒ ミキサーで溶解 ⇒
 ⇒ 紙すき溶液として水槽に入れ、水で薄める。
*紙パック1枚で、ハガキが3枚ほどできる。
 水槽(大きさによるが)で掬い上げることなど
 考慮すれば、溶液量は多めに必要です。
*絵模様紙は、文房具店や大きな100均店
 などで購入後、「裏地紙」を剥がし、カッター・
 はさみでカットする。(薄い模様紙ほど適する)
*「のり」は使用していません。
*製作ハガキを郵便ポストに投函される場合は、
 郵便局窓口で切手料金を確認されますよう。通
 常はハガキに比べ、重量オーバーかも?
*紙すき用具セットは、プラザで購入できます。

 最後になりましたが、今回の出前講座に当たり、
館長さんには、事前準備段階から当日へ続けて!
気配り気遣いご指導を、事務ご担当の方々および
企画運営委員の皆様方には、講座中ご助力ご協力
をいただきましたこと厚くお礼を申し上げます。
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