環境学習支援
千里新田小学校  4年生1組〜4組
「ふろしきを活用しましょう」
   市民とお店をエコでつなぐPT  糸永 陽子


 平成27年7月2日(木曜日)、吹田市立千里新田
小学校の図工室にて、四年生4クラス約130名に
“ふろしきを使いましょう”をテーマに、学習支
援を行いました。毎日買い物の時にもらっている
レジ袋を、皆さん一人ひとりが心がけて風呂敷等
を持参し使用すれば、少しでもごみの減量になり、
CO2削減、地球温暖化防止、レジ袋の原料(石油)
など限られた資源を大切にすることができます。
風呂敷は3Rで言うとリユースで、多用途に使われ
るものであることを説明しました。
 
 平面なふろしきを使用するには、二つの結び方
を覚えてもらわないと出来ません。
まず最初に、皆さんが家から持ってきたふろしき
やバンダナを使って四隅を“ひとつ結び”にして、
帽子を完成させました。同じ班の隣同士で見せ合
ったりして、ほとんど全員が上手に結べていまし
た。
   学習支援 風呂敷活用講座の様子

 次に、完成させた帽子の対角線の2ヶ所だけを
ほどき、その二つを“真結び”してもらいインス
タントバックを作りました。上手に結べている人
は多いですが、たて結びになっていたり、2回結
んでいたり、真結びが出来ているのに結び目でリ
ボンを違う方向にひいてしまっている人など、真
結びが出来るようになるには、誰でも簡単に覚え
られる工夫が必要だと感じました。
 二つの結び方が出来るようになったら、ペット
 
ボトル包みを行ない、ズボンにベルト通しがつい
ている児童にモデルになってもらってウエストポ
ーチを作り、そして次に2枚のふろしきを使って
リュックサックなどを作ってみました。時間が早
く終わったクラスの皆さんには前の机に集まって
もらい、4冊の本を包む“本包み”、“ティシュケ
ース”、“おしゃれバック”など、結ぶ手順を観て
貰いました
  学習支援 「風呂敷でリユックの代わり」

児童の感想
・ふろしきは軽くて持ち運びが簡単なので、ふ
 ろしきは役に立つものだとわかった。

・本をよく持ち歩きをするので、“本包み”をや
 ってみたいです。

・家にもふろしきはあったけど、「こんな風に使
 えるんだ」とはじめて知りました。ふろしき
 で帽子を作ったら帽子を忘れた時に使えそう
 です。いろいろな包み方を習ったので、これ
 から使おうと思いました。

・ふろしきは「何でも包めるんだな」と思いま
 した。お母さんに「ふろしきを使うといいよ」
 と教えてあげたい。楽しかったです。

・ふろしきは家で要らない布で作れるので、そ
 の日にあった色、柄のふろしきにしたら飽き
 なくて良いと思いました。

 今回の学習で、皆さんがふろしきを使って作品
が出来上がった時の笑顔が、とても印象的でした。
覚えた結び方は、家庭でのお手伝いなどでたくさ
ん活用してもらいたいと思います。
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