京都祇園祭ごみゼロ大作戦2015に参加して
                                    エコイベントP  石川智子
  まず最初に集合場所のFlag三条で、
オリエンテーションを受ける。
 2015年7月15日・16日の祇園祭ごみゼ
ロ大作戦に、大きなイベントでリユース食器を導
入し、システムを運営するノウハウを得るため、
ボランティアスタッフとして参加し、活動をして
きた。
 エコイベントPのメンバー7名は両日とも参加、
皆、暑さと台風11号による悪天候にも関わらず
体調を崩すことも事故もなく、無事に活動を終え、
皆何と無く良い気分で帰路につく事が出来た。
 作業の内容は、先ず決められた場所にエコステ
ーションを設営し、ごみの分別とリユース食器の
回収をすることであった。これらは既に私たちは
常日頃やっている活動なので戸惑うことも疑問も
なくスムースに行動できたが、エコステーション
がメインの通りから外れており、早い時間帯では
時間を持て余すといった状況であった。ただ、そ
のお陰で地元の方達と話す機会が持てた。かつて
は祭りのごみに悩まされており、このように回収
されて有り難いと喜びの声をいただけた。更に大
阪からの参加と言う事にも大変に驚かれ感謝して
いただいた。
 
 両日とも台風11号の影響で風が強く、設置し
たごみ箱が突風にあおられて車道に転がる等危険
な場面もあり、二日目には私達が担当したステー
ションは早々に撤収となった。その後風雨とも強
まり一時は祭りがどうなるのかと心配もしたが、
6時から7時までの一時間、メインストリートの
烏丸通りの、危険なためにテントの無いエコステ

烏丸通のエコステーション( 2日目 )
ーションで、本来の作業を行った。風雨にもめげ
ず来場者は結構あり、ステーションでの作業は手
を休める暇はほぼ無い状態であった。
 
 リユース食器はまだまだ余り知られていないよ
うで、空になった食器の返却を促すと、「これはま
た使いますから。」との返事が聞かれ、リユース食
器の説明をして返却していただいた場面も何度か
あり、もっともっと皆様に知っていただく努力、
宣伝が必要では無いかと今まで以上に強く感じた。
 お皿はそれなりに使われて返却されていたが、
カップに関しては全くゼロの状態であり、使われ
ていたのかどうか疑問が残った。
 
 昨年の実際のリユース食器導入枚数は21.5万
個、内紛失破損は約21%であった。この数字はボ
ランティアの拾い集め隊が集めた物も含まれてお
り、それが無ければ紛失率は更に上がったものと
思われる。はたして2年目の今年はどのような結
果がでるのであろうか?
 昨年の人出は約62万人(15日28万人・1
6日34万人)今年は宵山の16日が特に台風の
影響が強く昨年ほどの人出は無かったと思われる
が、リユース食器の利用がどれだけ進んだか、結
果が待たれる。

 東京都の職員の方、環境省の職員の方の視察も
あったようで、その辺りからもリユース食器の普
及が進んでいけばと期待が持てた。
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