私のエコ生活
         温暖化と生活PT  下川 泰代

 私は67歳。これまでの人生は山あり、谷ありで
したが、今は子供も巣立って、夫との二人暮らし
を楽しんでいます。
 しかし、最近になって、地球温暖化の危機が叫
ばれ、「今のままでは、孫の世代になると、高温、
洪水、海面上昇などで、自然環境が破壊され、生
活が危なくなる」と聞き、心中穏やかでない日々
が続いていました。
 その時、吹田市報で「くるくるプラザで地球温
暖化のプロジェクトチームが発足する」と知って
応募。同僚の勧めもあって、このページで私のエ
コ生活を披露することになった次第です。
  自転車でスイスイ移動
 温暖化と生活PTの6月定例会でのこと。家庭で
の電気料金が話題となり、「ひと月、2000円から
3000円台かしら」と答えたところ、皆さん、大変
驚かれて、逆に私の方がびっくり。網戸があれば、
夏でもエアコンは不要。人のいない部屋の電気は
消し、よく使うリビングルームなどはLED、テレ
ビのスイッチは元から切ったりすれば、4000円以
上ってことはめったにないはず。
 他の公共料金も同じこと。煮炊きもので、保温
鍋を利用すれば、ガス料金はダウン。風呂の残り
湯で洗濯、拭き掃除、植木の水やりをすれば、水
道料金だって大幅に節約できます。以上の三つ合
わせて9000円を上回ったことはありません。
         ◇
 「もちろん、CO2の多い自動車には乗りません」
と言えば、根っからのエコ人間のようだけれど、
少し前までは、どこに行くにもマイカーを利用し
ていました。しかし、今は温暖化だけでなく、健
 
康のためにも自転車が一番――と思っています。
自宅の佐竹台から京都ぐらいまでは、片道2時間
でスイスイです=写真。
         ◇
 買い物はマイバック持参。ペットボトル、牛乳
パック、卵パック、トレイなどは、スーパーのリ
サイクルボックスに入れるので、週2回のゴミ出
し日は、生ゴミを入れたポリ袋一つだけです
 もう2,3年着てない服は、片山町の「さつき
授産所」に持っていき、残りは20a四方にカット
して、台所で油汚れ拭きにします。洗う前に食器
やフライパンなどを拭けば、水道料金の節約にも
なります。
 エコからちょっぴり話が逸れますが、私は携帯
電話を持たない主義で、他人にとっては、大変不
便な人間です。ずっと手紙派。いただきものの菓
子箱などの包装紙を使って、手製の封筒を作りま
す。遠方には切手を使いますが、近くの友人宅に
は、自分で配達します。エコ人間というより、き
っと変わり者なのでしょうね。
        ◇
 そんな私ですが、秘かな自慢は、電気使用量の
多い自販機をめったに利用しないことです。外出
時には、ペットボトルや魔法瓶を使った「マイお
茶」を必ず持参して、自販機のお世話にならない
ようにしています。
 以前、島根県出雲市長だった岩国哲人さんが温
暖化防止のため、市内から自販機を一掃した、と
の記事を読んで、大変感銘を受けました。
 「日本中の自販機が年間で消費する電力は原発
一基分に相当。コンビニがこんなに普及した現在、
ちょっとした便利さのためにエネルギーを浪費し
てしまう象徴が自販機です。こんなわかりやすい
議論が出雲市でできて、なぜ他の自治体で通用し
ないのだろうか」
 地球を守るためには、岩国さんのような政治家
の決断が必要なのかもしれません。
         ◇
 最後に、千里リサイクルプラザ研究所「温暖化
と生活PT」をPRさせて下さい。今はたった5人
ですが、とても楽しく生活を話し合えるPTです。
参加をお待ちしています。
問合せ 千里リサイクルプラザ 06−6877−5300
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