体と生態系にやさしい有用微生物群(EM)使用プール清掃 (市民研究ニュース22年7月P4 再掲載) 環境にやさしいライフスタイル PT (市民研究員 浅芽、金子、金高、服田、田中) 平成21年4月から、環境学習支援の一環として、有用微生物群(EM)使用のプール清掃を 児童と共に取り組む事をリサイクルプラザが導入することになりました。今年度は、EM使用プール 清掃の体験談を児童や先生と語りあい、海や河川の水質浄化、水辺の生態系も楽しくニュースに 取り上げたいと、PT仲間で話し合っています。 印象に残る北山田小学校 万博外周の近くに在る環境上、水の汚濁は酷く、抹茶色。臭いもあり驚きました。EM活性液投 入を昨年9月に行い。今年5月に清掃。 大よそ8ヶ月の間 有用微生物群(EM)がプールに入 っていました。5月に入り見学に行くと水の透明度は高く、プール底のラインはハッキリ見え、臭い もありませんでした。プール壁面にはヤゴがイッパイ生息していました。水面にはアメンボウも泳い でいました。プール清掃の日は、暖かくヤゴ取りをしながら、どの児童もニコニコ安心顔で清掃に 励み、私たちも嬉しくなり一緒に楽しみました。 江坂大池小学校 先生が20名ほどプール清掃に参加されました。児童たちは、 水遊びも楽しみながら、塩素不使用のプール清掃は、自分た ちの体にやさしく、小動物も生息できる喜びを学べました。 岸部第二小学校 大きなヤゴが生息していました。9月にはEM活性液を、 是非、投入して下さいの依頼が有りました。 山田第五小学校 みじんこが大量発生、先生と児童が顕微鏡をのぞき大喜び!!でした。 市民研究員としての活動を通じて、手間暇をかけてEM活性液つくりをする事で、人と自然が共生する感動と感激を味わいました。プール底全体にEM活性液が広がる美しさも嬉しさに繋がります。実践行動で、自分の頭の中の引き出しが増えていく様で (金子淑子) |
|
EM豆知識 EM とは有用微生物群をさし、主に光合成菌・乳酸菌・酵母などで構成されています。もともと自然界に生息 するのですが、プールなど人口的な環境では、夏が終わり休場時には逆に腐敗(酸化)型の菌が繁殖しぬめ りや悪臭の原因となります。従来、シーズン前の清掃時には塩素・洗剤を使って除菌しながら、清掃を行って いたのですが、薬品を使う問題点がありました。EM使用によるプール清掃とはEMで掃除するのではなく、 そもそも最初からプールの水を腐敗させないことに意義があります。具体的には前年度の秋にEM活性液を 投入することによって、水は腐敗せず、透明度も高いままです。夏のシーズン前には水を流すだけで、汚れ が落ちるため、清掃は短時間で終わります。なおEMを含んだ水は河川に流しても、河川浄化に役立ちます。
微生物戻る 学習支援に戻る |