掃除道具わたしのエコ体験 パート2
              エコ体験プロジェクト 常藤和子
 【先月号より続き】
 もう一つの大きな転機は引越しでした。
 平成10年11月、今住んでいる所に引越し
をし、365日来客OKの家にしたい。
 もったいない、もったいない、なんでもかん
でも溜め込んだ片付かない物だらけの以前の
家をリセットしました。病気により環境にめざ
め、引越しにより収納にめざめ、ここで「収納
イコール環境」という自分流の方程式が生まれ
たのです。
 ごみ減らしのために「使えば資源捨てればご
み」の理念で普通なら捨てられるもの、ティッ
シュペーパーの空き箱、ビールケース、牛乳パ
ック、ペットボトルなどを使って、「入れやす
く、出しやすく、見て美しい」常藤流の収納法
を法則化し、毎日毎日こつこつと家中の収納を
きちんとしていき、1年間かけて今の生活スタ
イルができあがりました。
 たまたま訪れた友人がこの収納法を見て感
激し、「わたしの大切な友達にも見せてあげ
て。」すべてはこの一言が始まりでした。
 友達がお母さんを、お母さんがご自分のグル
ープを、そのグループからまた・・・口コミで
人が人を呼び200人位お見えになったので
す。来訪者から「一度では覚えられないリサイ
クル収納を何かプリントしてほしい」といわれ、
パソコンに入力している内に、プリントだけで
は収まらない、環境のことも分かって欲しいと
いう想いに代わり「たまちゃんの
 実家収納と掃除がたのしくなる
 ひらめきハウス」(写真左)
 (新風舎刊)が生まれたのです。 
 常藤さんの講演会があります
 「環境にやさしい上手な収納」
 H17.11.19(土)1:30〜3:30 ←過去行事
 男女共同参画センター(吹田市
 出口町)にて(参加費無料)
  
 読者から「著者の家をカラー写真で見たい」と
いうご要望が出版社に多く寄せられ
 第2弾写真集「ここまでできるリサイクル収
納」ビジュアル版もできました。(写真右)
 本のおかげで収納見学者もふえました。当初、
行き当たりばったりのやり方も、マニアル化され、
はじめに玄関、洗面台の下、トイレ、お風呂場、
新聞の整理、収納庫、天袋、押入れ、たんすの中、
台所、最後に冷蔵庫。冷蔵庫の前でいつも言う言
葉があります。
 「今 みなさんの家の冷蔵庫の中に入ってい
るもの、全部食べることが出来ますか?」
 「人には見せられない、いつから入っているか
分からないものがあります。」
 「この星の同じ時刻に世界では飢えて亡くな
っている人があります。食べられるものを簡単に
捨てることは、とてももったいないことです。ご
みは税金で処理します。みんなが気をつけると税
金が節税できることにもなります。節税できた分
もっと必要としているところに運用できること
にもなる・・・とわかったとき、黙っていること
が出来なくなったのです。」そして「今日常藤の
家にご縁があってお見えになったみなさん、今日
から昨日の残り物は食べるようにしましょう。続
けて食べたくない時は冷凍しましょう。冷凍して
も酸化しますから、記憶がなくなるまで放ってお
かないでください。1ヶ月以内には食べきりまし
ょうね。」【次号に続く】 収納のTOPに戻る
   収納術の本
 P7
 市民研究ニュース2005年11月号再掲載