2016(H28)年1月号 No266 発行:(C)(公財)千里リサイクルプラザ 研究所 〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園4−3 TEL 06-6877-5300 FAX 06-6876-0530 http://www.kaigisho.com/k-plaza/ |
|
年頭にあたって 研究所主担研究員より | |
もっともっとチエの出し合いを ! 新年明けましておめでとうございます。 2R・資源循環型都市への挑戦 あけましておめでとうございます。 |
体系的に分析するのも面白いと思います。たぶん 一人ひとりが当事者の立場で あけましておめでとうございます。本年もど |
エコ体験PT 西森建生 | |
平成27年12月5日 午後 千里リサイクル |
でブレイクダウンの形で流れてきました。千里リ サイクルプラザも、スタート当初はごみの減量だ けに特化した活動で良かったと思いますし、我々 もそのような形で活動をしてきた経過があります。 吹田市はそのような冒頭の段階でも、他市とは違 い破砕選別工場を作り、今は12種分別ですが、 当初は5種分別という形で、市民になじんで行っ ていただいたという事でしょう。 近隣の他市では、製鉄会社のノウハウを入れた 炉の建設をして、そのPR文書には自転車や単車 でも燃やしてしまう、とPRした市町村もあった ことが思いだされます。 あまり詳しくは書きませんが、その時でも「捨 てればゴミ、分ければ資源」とコンセプトの明確 な市であったことを思いますと明確な戦略が示さ れて、日々の生活には生きた戦術が発生してきた 歴史を感じています。それも早いもので10年を 越す歴史をこの千里リサイクルプラザは、市民研 究員制度を作り活動をしてきました。10年もす ると、活動をしている人も年を取りますしマンネ リも生まれます。 この報告会の最後に、土屋所長のまとめ講評に、 「プラザは新しいスピリットをどうやって出す か?」「市民研究員は、政府の方向の裏側を見る活 動」という言葉がありました。どうブレイクし発 展させるか重い発言だと思いました。提言とレス ポンス、これがプラザを作ってきたと思いますし、 継続のエネルギーだと思っています。私は今日ま で10年、皆さんはこれからも10年です。続け てきてよかったと、いつも言えるように頑張りた いと感じています。 もうちょっと楽しい文章にしたかったのですが 固い感想になって申し訳ないと思っています。 |
千里ニュータウンプラザにおける市民研究員募集展 | |
プロジェクトチームの維持、発展のための |
出張展示会・市民研究員募集展報告 手作りおもちゃと環境PT 綿谷 一 平成27年12月11〜13日まで千里ニュータウ ンプラザ(2階エントランス)で開催され、12日 午後から出席しました。 市民研究員募集のための、手作りおもちゃ教室 の担当で、作品は「十字プロペラ」と「からくり 屏風」の指導を行い、12日午前・午後の参加者の 人数は「十字プロペラ」親子12、成人1、子供10、 計23名、「からくり屏風」子供4、成人2計6名 で、合計29名でした。 市民研究員募集のための開催ですが、ほとんど 図書館の帰りに参加するかたちで、ほとんどが親 子で、年齢層は30歳代の女性で、廃品を使って おもちゃを作っている説明を聞くのみで、研究員 についての関心は、ほとんどありませんでした。 成人3名参加がありましたが、かなりの年配で、 イベントの開催前の時間での参加でした。子供が 十字プロペラで、とても喜んで遊んでいたのが、 印象に残りました。 市民研究員募集についてですが、当日友人に声 をかけ、来てもらい、おもちゃの展示場で作品の 説明と、どのような活動を行っているかの説明を 行った結果、市民研究員応募の手続きを行っても らいました。友人はシニア環境大学の同期です。 研究員は、ある程度の時間の余裕があり、ボラ ンティア精神を待った方が望ましく、ピンポイン トでは友人、人数を狙うなら吹田市が後援してい る、環境団体に声かけすることが、必要と感じま した。 来年、すいた環境学習協会(SELF)の第1期 『すいた環境サポーター養成講座』(シニア環境大 学の後継)の学生が卒業されます。是非このチャ ンスを利用したいと思っております。 |
環境関連施設(灘浜サイエンススクエアと白鶴酒造資料館)を見学して 温暖化と生活PT 築山 弘 |
|
千里リサイクルプラザの市民研究員になって半 |
たのは、パネルに「地球環境の歩き方」と書かれ た書棚。A3サイズの本が何種類も並ぶ。 案内役は動物たち。標題「南米に行く」は熱帯 雨林の減少、「南極が行く」は地球温暖化で溶ける 氷河、「芸術の国へ行く」では酸性雨で彫刻が溶け るイラストが描かれ、説明が簡潔でとてもわかり やすい。ゴミを減らす3R(リデュース、リユー ス、リサイクル)の大切さを訴えるミニチュアの 台所やリビングも人気を集めていた。 このほか、ビオトープ、せせらぎ、風力発電、 ソーラー発電などもあり、青空で昼食をとりなが ら、環境に優しい気持ちになった。 ◇ バスで約30分。白鶴酒造資料館に向かった。 古い酒蔵をそのまま資料館として公開。昔の酒造 りの工程に従って、蔵人が作業する姿を人形で再 現。道具も本物。酒造り唄が聞こえて、江戸時代 にタイムスリップしたようだ=写真 この地は、日本酒の3分の1を生産する灘五郷 の一角。社員の説明によると、現在の容器の主流 はパック詰め。白鶴は7層構造のパックで、捨て る所はない。環境に優しい酒造りが自慢という。 巡回コースの最後は、利き酒。酒蔵で飲む酒は やはり格別だ。そして、お土産コーナー。用意さ れた買い物かごに日本酒、酒かす、酒を利用して 作られたお菓子、化粧品などが次々と放り込まれ ていく。爆買い? そうか。人気の秘密は利き酒と<これ>か。そ ういえば、旅行会社の企画には必ず買い物タイム がある。環境の大切さを勉強しながら、買い物を 楽しむ。それも<あり>かな。ふと、そう思った。 |
27年度のマイバッグキャンペーンを終えて 市民とお店をつなぐPT 福田 規子 |
|
すいたレジ袋削減・マイバッグ推進協議会」に よる27年度のマイバッグキャンペーンは、下記 の日程で行われ、多くの市民の皆さんにレジ袋削 減がごみの削減と資源の節約につながることを お伝えしました。 平成27年度マイバッグキャンペーン日程 11月3日(火・祝)11時〜11時30分 イオ ンモール茨木で、より十分な成果を得るためには |
広域的な取り組みが必要なことから北摂の市町と 好天に恵まれ祝日とあって続々と来場者があり、 |
環境ウォッチ!エキスポシティ開幕 温暖化と生活PT 築山 弘 |
|
吹田市の万博記念公園で、ひときわ高い歓声が |
◇ エキスポシティは万博記念公園の南東にあり、 敷地面積は17万2000㎡。大阪府が再開発事業者 を公募し、選定された三井不動産が施設管理者と なった。中核店舗は「ららぽーとEXPOCITY」。 エンターテイメント施設としては▽大阪南港の 「海遊館」が初プロテュースする映像や音楽を駆 使したミュージアム▽米国の街並みを再現した体 験型教育施設▽高さ18m超、幅26m超の巨大ス クリーンを楽しめる最新鋭の映画館など。 2016年には大自然を体感できるミュージアム や高さ120m超の大観覧車も登場する。 なんと豪華なラインナップ。当然、大混雑が予 想された。そこで、三井不動産は吹田市の環境ま ちづくり環境評価条例の手続きを踏み、同市や警 察など関連機関と入念な打ち合わせを繰り返した。 来場者は平日4万人、日祝日6万6000人、年末 など特異日8万3000人。その55%が車の利用客 と予想して対策を練った。ちなみに、新たな駐車 場の収容台数は約4100台。 ◇ 次のチェックポイントは、環境への影響の大き いゴミ問題だ。 対策として、従量課金制を採用するという。こ れは、各店舗が排出するゴミを計量し、重量に応 じて課金するもので、他のららぽーとでも減量に 一定の効果が上がっている。 さらに、100KWの太陽光パネル、断熱性の高 いLow‐E複層ガラス、LED照明の採用、ヒー トアイランド対策の高反射率塗料、屋上、壁面緑 化、電気自動車充電スタンド――など地球温暖化 防止にも十分配慮しているように見えた。 しかし、近く隣接地で市立吹田サッカースタジ アム(4万人収容)が始動する。その時、万博の 環境はいかに?吹田市民の反応は?今後もウォッ チングを続けていきたい。 ◇ なお、開幕前、吹田市役所の楠本直樹主幹から エキスポシティのレクチャーを受けた。 |