→P4より続く
            エコ体験PT 生野俊介
 昨年とは少々違った趣向で教職員の皆さん
との交流会が開催されました。日頃の我々の
講座を、児童と同じように体験し、児童目線
で改善点あるいは疑問点等を出して、その場
で議論する、という趣旨でした。3グループ
それぞれ5名程度の教職員の方々が体験され、
その後、感想や意見などを拝聴しました。多
くの方は「良い経験であった」ということで
したが、中には、デザイン付けをどうして良
いかわからない、見本があると助かる、とい
った傾聴すべきご意見もありました。早速、
しっかりしたサンプル表作成を考えたく思い
ます。先生方に手伝って頂きたいことや、子
ども達が、「楽しかった」だけで終わらず、リ
サイクルの大事さを学んで欲しい、旨の話を
し、納得頂いた様子でした。終了後皆さんご
自分の作品を嬉しそうに持って帰られました。
 活動を“先生の目線”で見ているのと今回
のように“児童目線で実際に体験”してみる
のとでは感じ方に大きな違いがあると思いま
す。その意味で参加者の皆さんのご意見をた
くさん頂き、今回の試みが今後の我々の講座
の質向上に結びつけられれば、と思う次第で
す。3グループの司会の方々の進め方も三者
三様、個性的で、大変興味深く、多くの意義
を感じた交流会でした。        

          布deエコPT  辻 千代子
 今年度は、環境学習支援を実技体験して頂
きました。特に、体験
してもらいたいと考え
ていることは「自分の
手を使って工夫するこ
と、自然の力を活用し
素材を変身させる面白さ」の二つです。実際
の交流会では、学校の支援時間と異なり、時
間が短いので思うようには伝えられません。
そこで、「この時間は児童になったつもりで草
木染めを体験して下さい。」と伝えました。今
 

日は、体験時間の都合で省略していますが、
児童には染めている間は環境のお話を問答式
で楽しく指導していることを伝えました。こ
の交流会では、先生方や研究員にも指導する
ことが出来て、指導技術の向上に役立ちまし
た。
 また、交流会の内容は、今後の参考となり
ました。初めて来られた先生から「ごみに出
すたまねぎの皮で、こんな色に染まるのは初
体験です。わかりやすく素晴らしいです!」
という意見がありました。今後、一校でも支
援する学校が増えることを期待しての体験・
交流会でした。

     手作りおもちゃと環境PT 綱島 勇
 小・中学校教職員と市民研究員の交流会で、
先生方に体験していただくおもちゃについて、
チーム内で話し合いました。
 体験時間20分と決められていますので、
3つのグループ(A・B・C)の入れ替わり
時間を考慮すると、1グループ15分ほどで
おもちゃを完成させ、さらに楽しめるものと
して、児童にも人
気のある「十字プ
ロペラ」を選びま
した。
 作業工程として作図から始めるべきだとの
強い意見もありましたが、いくら大人でも作
図から始めると15分間で完成させるのは無
理ということで作図した牛乳パックを渡して
スタートすることにしました。
 十字プロペラを飛ばす体験も含めて規定時
間内に終了することができ、楽しかったとい
う言葉もいただきました。ただ、子どもたち
に指導するときには、作図からスタートした
方が完成したときの達成感が得られてよい。
時間が足りないのであれば作図を家でさせる
とか、作図の時間を別に取るかしたらよいの
ではないかというご意見をいただきました。
今後の検討課題にします。
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