津雲台小学校・4年生
 環境学習支援
「エコゲーム」で得た感動!

         エコ体験PT  藤井 勝二

1)はじめに

 私たちエコ体験PTは、吹田市立小学校
10数校へ年間を通して2〜3回ずつ往訪し、
3つの主要テーマで環境学習支援を行なって
います。時には、1回だけの学校、時には中
学校、市民グループへ出前講座を実施するこ
ともあります。その学習内容は、3つの主要
テーマである「紙すき−3R」・「水のはなし
−水の恵みに感謝!」・「エコゲーム−日々の
暮らしを見直そう!」を主体にしています。
 6月25日にも、津雲台小学校で環境学習支
援がありました。この日は「エコゲーム」で
環境学習支援を行いました。2クラス合同で
78名その上、保護者参観もありましたので、
十分な下準備と打ち合わせを行いました。そ
の結果、これまで経験したことがないほどの
感動を得ましたので、ご紹介します。
 末尾に、児童たちのアンケート調査のうち
感想を一部掲載いたしますので、この学習の
成果をご覧ください

2)学習内容・手順(当日出席生徒数73名)

 次にあげるA〜Mの合計13問の行動パタ
ーンに対し、約6名ずつのグループ編成で、
意見交流させました。籤引き風に与えられた
「行動パターン」が「地球にやさしい?」ま
たは「地球に悪い?」行動なのかをグループ
で相談させました。その後、判断結果を発表
し、皆に「どうでしょうか?」と問いかける。
それに対し、同じ判断なら「いいです!」と
答えて、皆で拍手をします。そうでなければ、
挙手をして「違う意見があります」と自分の
判断を述べ、どちらかを選択して皆で拍手を
する。
 この一連の流れの中で、自分の考えを仲間
に話しながら相談し合う⇒グループとし
て結論を纏める⇒その判断結果を、クラス
の友達に向かって発表する。自分の考えと異
なる意見でも認めあうことを、併せて学習す
るものです。

《行動パターン》
A.地産地消に、少しは努めている
B.自宅の屋根に、ソーラーパネルを取付けた
C.草花や池のため、雨水タンクを設置した
D.ハイブリッド車に買い替えた
E.スーパーで買物をしてレジ袋を受取る
F.紙パックは、燃えるゴミに出している
G.車を使わず、自転車で買物に行く
H.ブルーギルが釣れたので、池に戻した
I.学校の給食できらいなものは残す
J.ペットのアライグマを野外に逃がした
K.ベランダに緑のカーテンを設置した
L.洗濯には粉石けんを多く使っている
M.古い冷蔵庫が故障したので修理して使う


上記 A〜M それぞれの行動は、それぞれの
グループで検討し、「検討結果・行動評価」
は、次の4つのどの領域に該当するかあては
めていきます。

エコゲーム X軸Y軸 田の字型評価図《 田の字形で 》 
《 反時計廻りに 》

縦軸は、くらしの快適さ(上に行くほど快適)
横軸は、環境負荷の大きさ(右に行くほど環
境負荷は小さい)を表します。整理すると次
のようになります。
イ.(右上) 地球に優しい行動
ロ.(左上) 地球に悪い行動だが、私たちは
快適な暮らしができる行動
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