ご存知ですか? こんなこと  Vol.4
  12月のテーマ 禁忌品(きんきひん)とは?
製紙原料にならない紙ごみをきんきひんといいます。

  古紙を再生するためには、ドロドロに水に溶かして漉き直さなくてはなりません。従って、ビニー
 ルやワックスで表面を覆った紙や、感熱紙やノーカーボンのように特殊な薬品で処理した紙は、
 水に溶けないので再生することが出来ません。水に溶けない「不純物」が紙に混ざると品質が落
 ちるため、印刷用の紙(洋紙)として商品になりません。

 ・FAXの感熱紙   ・カーボン紙、ノーカーボン紙(つまり伝票類は要注意)
 ・ 窓付封筒(窓のフィルムを取り除けばOK)   ・油紙  
 ・  写真   ・紙コップ(ワックス加工してあるもの)  ・ビニールコート紙
 ・ 糊付ラベルやステッカー(封筒についている宛名ラベルはそのままでOK)
 ・ 合成紙  ・紙以外の素材が付着しているもの
 ・ 使用後のちり紙等で衛生上問題のある紙等
 ・ シュレッダーにかけた紙(幅10mm以上に裁断してあればOK)
      *シュレッダーダスト
シュレッダーダストでも再生できるとい
う業者があるようですが、現実にはかなり難
しいはずです。他の古紙と混ぜて再生する
のであれば、シュレッダーダストも30%程
度まで混入可能なようですが、無理に大量
のシュレッダーダストを混入しようとする
と、古紙を水に溶かして漉く過程で残滓と
して廃液になってしまいます。この汚水が
排出されると汚泥となって河床に沈殿する
ことになります。
     株式会社山十ホームページより
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