< 吹田のごみ事情 > 市民研究ニュース再掲載22年12月
《 吹田市のごみ実績及び、ごみ質調査報告 》
吹田市は平成22年7月で人口約352千人、約156千世帯数である。平成21年度(2009年度)
のごみ排出量は、約114千トンであった。人口は、ここ5〜6年は横ばいで、世帯数は、約0,5%
〜1%の微増があるが、ごみ排出量は、年々約3%の減少である。中でも家庭から出されるごみ
(家庭系)は、年々約2〜3%の減少が見られ、回収には、有料で取り扱う、事業系のごみが約3〜
4%減少している。(ごみ排出量推移 参照)。原因としては、景気の後退とか、市民のごみ減量意
識の向上とかが考えられるが、いずれにしてもごみの減量化は、いろんな意味で歓迎すべきこと
である。 本年3月末に吹田市が約230億円を掛けた可燃ごみ処理工場
「吹田資源循環エネル
ギーセンター」が完成した。旧工場より処理能力は増加したが、ごみは減少傾向にある。ただ、最
終の廃棄物はリサイクル化を進め、発電能力は約4倍以上になりエコな工場として稼動している。
●平成21年度「吹田市のごみ質調査」(家庭系燃焼ごみ)割合%
@紙類(ダンボール、新聞、雑誌、チラシ、カタログ、パンフレット、容器包装他) 32%(前年36%)
A合成樹脂類(容器包装、ペットボトル、プラボトル、他) 23%(
〃 21%)
B厨芥類「台所ごみ」(調理ごみ、食べ残し、無使用食品、他) 35%(
〃 28%)
Cその他
10%( 〃 15%)
●ひとり1人が出来ること
*過剰な包装の品物を買わない。包装を断る。無駄な買い過ぎをしない。
*資源ごみ(紙類、合成樹脂類)は集団回収、拠点回収をして、リサイクルを促進する。
*無駄な調理ごみ、食べ残し、無使用食品、もったいない食品の廃棄を減らす。
*ごみは資源である。分別を徹底し、正しいごみ出しをする。
●平成21年度「吹田市のごみ処理費用」実績(1年間のごみ処理費用)
@ ごみを収集するのに 28億7,000万円 (前年比 99%)
A 破砕選別とリサイクル処理に 5億3,400万円 ( 〃 107%)
B ごみを焼却するのに 10億8, 200万円( 〃 74%)
合計 44億8,600万円 (前年比 93%)
*吹田市 市民1人当たりごみ処理費用実績 平成21年度 12、731円/年 (前年比 93%)
*大阪府 府民1人当たりごみ処理費用実績 平成19年度 13,376円/年
●吹田市人口・世帯数、ごみ排出量推移(北工場、破砕選別工場 処理。H21年一部新工場含)
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H15 |
H16 |
H17 |
H18 |
H19 |
H20 |
H21 |
吹田市 人口 |
350,483 |
351,283 |
351,168 |
351,343 |
351,868 |
352,626 |
352,366 |
吹田市世帯数 |
147,271 |
148,482 |
149,679 |
151,067 |
152,572 |
154,196 |
155,081 |
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吹田市 ごみ排出量 トン |
134,012 |
131,581 |
128,826 |
128,261 |
123,839 |
117,613 |
113,752 |
内 家庭系ごみ トン |
82,056 |
79,708 |
78,811 |
79,214 |
76,150 |
72,965 |
71,068 |
内 事業系ごみ トン |
51,956 |
51,873 |
50,015 |
49,047 |
47,689 |
44,648 |
42,684 |
●吹田市ごみ排出量目標値 H32年度時点 H19年度比 25%削減 101,000トン目標
以上
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